庭のニシキギは見事に紅葉していましたが、ヌマミヅキ、スズランの木とともに世界三大紅葉木と呼ばれることもあるようです。夏のニシキギの葉は当然緑ですが、7月に一枚の葉が真っ赤になっているのを見つけました。真っ赤になった葉の付け根の部分が虫に食べられています。それが原因なのでしょうか。
多くの木々の葉の紅葉は、落葉前に葉柄と茎の間に離層が形成され始め、維管束の機能が低下するため、光合成によって葉で合成されたグルコースが根に移動することができなくなり、エネルギー源としてのグルコースが赤い色素であるアントシアニン合成に使われるためであると説明されています。
7月に赤くなったニシキギの葉では、葉の中央を通る維管束の一部が虫に食べられているように見えるので、落葉寸前の状態が作り出されていたのだろうか。実際の紅葉よりさらに著しくかつ均一な赤色になっているのは、秋よりも葉の光合成能力が高いためグルコースがたくさん合成されたことによるのだろうか。いずれにしても、特異的な虫食いあるいは障害によってアントシアニン合成が著しく促進されたことは事実であり、そのメカニズムに興味を持ちました。
今年の紅葉は例年より少し早かったようです。おかげで、今日は八幡平樹海ラインの紅葉を見に行くことができました。日曜日でしかも天気も良かったので、結構観光客も多く訪れ写真を撮っていました。私も、下手を承知で写真を撮ってみました。久しぶりの紅葉見学に感動しました。
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