2020年7月18日土曜日

庭の野菜のキイロテントウとゾウリムシ、ダンゴムシ  ダンゴムシは1日に24m移動できる


7月3日から始まった豪雨は九州地方に甚大な被害をもたらしています。被災された方々を思うと心が痛みます。
今日は7月18日ですが牛久市でも2週間ほど雨が降ったりやんだりの天気が続いています。岩手の畑が気になるのですが、頻繁に行ける雰囲気ではないので、牛久の家の庭でも野菜を栽培しています。
先日、長雨のためうどん粉病に罹ったズッキーニの葉にカビ類を捕食するキイロテントウがやってきました。合わせて4匹です。うどん粉病菌を食べてくれているようです。ありがたいです。
庭のズッキーニの葉にやってきたキイロテントウ
うどん粉病菌を食べているキイロテントウ

 一方、ワラジムシやダンゴムシもたくさんいて、こちらはズッキーニの葉や花などを食べるので果実はまったく育ちません。
ズッキーニを食べているダンゴムシ

 イチゴも数本植えていますが、イチゴが熟すと小さなワラジムシが群がって食べ穴をあけてしまいます。これまで、ワラジムシが食害を起こす害虫だとは思っていませんでした。
庭のイチゴを食べているワラジムシ

 でも、さすがにトマトまでは被害は及んでいないようです。長雨に濡れトマトの色づきは悪いようですが元気に育ち、時々収穫しています。
長雨に濡れたミニトマト

 ワラジムシ・ダンゴムシについて少し調べてみたところ、ワラジムシにはカルシウムが多く含有されており、チョークの粉に集まる性質があるそうです1)
 また、ダンゴムシは1日に24mも移動する2)とのことで、特に活動的なダンゴムシは1時間に50m歩いたそうです。びっくりしました。あなどれません。
 雨の中、毎日家に閉じこもりうっとうしいのですが、ニガウリだけはとても元気に成長し、ほぼ毎日収穫しています。
勢いよく育っているニガウリ

 どのような環境でも野外の生物は身の丈に合わせて逞しく生きています。
 このブログを書いていたところ、小鳥の雛が網戸に足を引っかけて動けなくなっていると家内と孫が騒いでいました。シジュウカラのようです。巣立ちしたばかりの雛が網戸に足をひっかけてしまったようです。親鳥が心配そうにこちらを見て鳴いていました。でも間もなく網戸から足が抜け、車の屋根を経由して親鳥のほうに飛んでいきました。
網戸から足が抜け振り返るシジュウカラと眺める親鳥
網戸から助けたシジュウカラの雛

 安心しました。周りには野良猫が結構いますので心配しました。シジュウカラの雛とそれを心配する親鳥を見て、心が和みました。
  明日は岩手の畑に行こうと思っています。

参考)
1)花岡誠:ダンゴムシ・ワラジムシ類とチョークを活用した教材化の報告、帝京科学大学教職指導研究
2)T. Furukawa et al.: Estimation of the walking ability of an exotic terrestrial isopod Armadillidium vulgare Latreille by field and laboratory measurements., Edaphologia No.101, 27-32(2017)

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