2020年7月29日水曜日

七時雨山麓のヤマアジサイと様々な昆虫たち

6月23日に七時雨山麓に出かけました。時間に余裕がなかったので、北上川の水源地駐車場に車を止め、登山せずに田代山登山口までの山道を往復しました。50分程度の散策でした。
 なお北上川の源流には、七時雨山麓の他に丹藤川(岩手町御堂観音境内の湧水)、西岳山麓の3か所があるそうです。勿論それぞれが北上川に繋がっています。
 水源地の周囲や山道にはヤマアジサイがたくさん咲いていました。ガク片の形状をよく見ると数種類あるようですが、草形や葉は同じように見えます。丁度見ごろでした。
ヤマアジサイ(七時雨山麓)
 
 ヤマアジサイの花にはマルハナバチが訪問し忙しく飛び回っていました。山道にはウツボグサの花もたくさん咲いていてそこにもマルハナバチがいました。
ヤマアジサイやウツボグサの蜜を吸うマルハナバチ
 ウツボグサの花は蝶々にとってはかなり魅力があるようで、歩くたびに足元からセセリチョウが飛び立ちました。
七時雨山麓のセセリチョウ類
 ウラギンヒョウモンと思われるヒョウモンチョウやアゲハも飛んでいました。たくさんの生物が大自然の中で生きていることを実感しました。
ウツボグサの蜜を吸うウラギンヒョウモン
 山道を歩きながらヤマアジサイの花をのぞき込むと、マルハナバチ以外に様々な昆虫がいました。
その内、ヨツスジハナカミキリと一緒にいたホソヒラタアブによく似たヒラタアブが目にとまりました。胸が金色に光り尾部は黄色で3本の黒い縞模様がくっきりしています。
ヤマアジサイにいたヨツスジハナカミキリとヒラタアブ(未定)

以前撮影したホソヒラタアブと七時雨山麓のヒラタアブ(未定)

ホソヒラタアブにはあちこちで良く出会いますが、それよりもシンプルで綺麗だな~と思いました。ヨツスジハナカミキリも結構綺麗なのですが、比較するとグロテスクにさえ見えてしまいます。
ホソヒラタアブと同型のヒラタアブとしては、ホソヒメヒラタアブやキタヒメヒラタアブなどがネットで紹介されていましたが、どれも該当しませんでした。調査中です。
ヤマアジサイの花には、その他にもキスジトラカミキリ、アオコシホソハバチがいました。小さな昆虫も含めるとその他にもたくさんいましたが、特に目立った昆虫だけ写真に撮りました。
キスジトラカミキリとアオコシホソハバチ、
帰り際にブーンという羽音とともに笹の上に止まった昆虫を見てびっくりしました。4本の脚の太もも部分が黒くて丸い球のようになっています。あわてて写真を撮ったのでピント外れになってしまいました。
後で調べたところ、チャイロオオイシアブのようです。他の昆虫を捕食するとのことで、いかにも強そうです。強さでは名高いシオヤアブはスズメバチを捕食するとのことですが、それより小ぶりではあるものの、かなり強そうに見えます。
散歩がてらに昆虫や山野草の写真を撮ることを楽しみにしていますが、その多様さには驚かされます。

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