2021年4月14日水曜日

筑波山周辺でルリタテハやテングチョウに遭遇

   茨城県では、321日から410日までの3週間を「茨城県まん延防止警戒期間」に設定していました。筑波山は人気があるので少し心配でしたが、ソーシャルディスタンスに気を配ることにし、4月8日に一人で筑波山へ行ってきました。薬王院の登山者用駐車場に車を止め、舗装道路を桜川市の筑波高原キャンプ場まで歩き、キャンプ場から筑波山に登り、自然研究路を巡り薬王院コースで下山しました。

薬王院から桜川市のキャンプ場までは結構長い道のりですが、歩いている方はいなかったので良かったです。キャンプ場からの登山途中に3グループほどとすれ違いましたが、学校も始まり、平日だったため女体山頂上や御幸ヶ原への人出は少なかったように感じました。

薬王院の駐車場から歩き始めて最初に出会ったのはルリタテハでした。

遭遇したルリタテハの4個体

 キャンプ場までの間に4匹のルリタテハに遭遇しました。ルリタテハが飛んでいた付近には、ルリタテハ幼虫の食草であるサルトリイバラがやっぱりありました。産卵していたのかも知れません。

ルリタテハ幼虫の食草サルトリイバラ

  また、テングチョウ一匹とキタテハ2匹も確認しました。今回は、テングチョウをしっかりと観察できましたが、アカタテハ等のタテハ類に比べ小さかったです。


キタテハ

 おだやかな春の日に、のんびりと誰もいない広い道路をあちこち眺めながらハイキングできました。少し申し訳ないような気持ちにもなりました。

 男体山頂上には2匹のヒオドシチョウが飛んでいて、近くに来ると力強い低い羽音が聞こえました。

 キャンプ場からの登山道の周囲には頂上付近までカタクリの花が山肌一面に咲いていました。カタクリがこれ程たくさん生えている風景は初めて見ました。


 また、ニリンソウやタチツボスミレが自然研究路のいたる所に咲いていました。カタクリとニリンソウが群落を形成している綺麗な斜面では、しばらく見入ってしまいました。

ニリンソウとカタクリの群落(自然研究路)

 階段の隙間にはスミレやキンバイが生えていて、お雛様の段飾りのようになっていました。

 また、キクザキイチゲやエンレイソウもたくさん咲いていました。


 薬王院近くの舗装道路では、フデリンドウやヒトリシズカも見つけました。

 新型コロナが再び増え始めているので、外出を控えなければと思いつつ、自然探索をしていますが、テングチョウやルリタテハなど、見たいと思っていた蝶類に何故か運よく遭遇できました。ありがたいです。

 新緑も始まったので、そろそろ越冬成虫は産卵を済ませて姿を消し、卵で越冬したグループが羽化し始めるものと思います。草花も咲き始めました。

 美術館やカラオケ等がなつかしいのですが、田んぼ道や山道を歩くことも楽しみの一つです。

0 件のコメント:

コメントを投稿