2021年6月4日金曜日

牛久沼付近のベニシジミとキタテハ ベニシジミの30円切手

   牛久沼付近の散歩で、たくさんの昆虫と出会うようになりました。モンシロチョウは勿論一番多いのですが、次いで、ベニシジミを良く見かけるように思います。ベニシジミはヒメジョオン(姫女苑)を始め、アカツメクサやタンポポ等の花で良く吸蜜しています。

散歩は午前10時過ぎが多いのですが、ベニシジミの雄は朝8時頃から、雌は朝10時頃から活動を始めるとのことです(1)。

雄、雌とも活動し始めたころに散歩しているので、ベニシジミと出会うには丁度良い時間帯だったのかも知れません。

知りませんでしたが、ベニシジミは日本の郵便切手の図柄になっていたようです。2015年まで販売されていたとのことですが、残念ながら見ていません。

最近出会うベニシジミはどれも皆綺麗です。


これまでは、散歩中にカタバミを食草とするヤマトシジミが足元から良く飛び立ちましたが、今の時期はベニシジミにとって代わられた状態です。

今回の散歩では、ルリシジミも見かけました。

シジミチョウ類より大型のキタテハも飛び始めています。キタテハの幼虫の食草であるカナムグラが勢いよく成長し、越冬成虫が生んだ卵から孵化した幼虫が羽化し、第一世代の成虫が飛び始めたようです。

学名のC-aureumは、黄金色(aureum)のC印を持つ蝶の意味のようです。


キク科のヨモギなどを食草とするヒメアカタテハにも遭遇しました。

牛久沼付近は草刈りなども盛んに行われ、綺麗に管理されていますが農薬等の使用が少ないため様々な蝶々などが維持されているように思います。蝶々など昆虫との共存には難しい面もありますが、ありがたいです。

 

参考)

(1)井出純哉:ベニシジミ成虫の行動の日周変化、第52回日本生態学会大会講演要旨、P2-1372005

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