6月11日(金)は朝から快晴で、30℃まで気温が上昇するとの予報でしたが筑波山に登ってきました。
薬王院の登山者用駐車場へ10時15分に車でたどり着き、鬼ヶ作林道まで登山道路を歩いた後キャンプ場を経由して、湯袋峠への沢下りコースを県道150号(月岡真壁線)の登り口まで下りました。その後、同じコースでキャンプ場に戻り女川登山口から女体山に登り、薬王院コースで下山し、林道(舗装道路)を歩いて駐車場に14時50分に戻りました。スマホのヘルスケアアプリでは16.9km、22,909歩でした。
鬼ヶ作林道は舗装道路ですが、緑の木々に囲まれたさわやかな景色を見ながらゆっくりと散歩することができます。ホッとする瞬間で、いつも癒されます。
今回は、幼虫がクズを食草とするコミスジチョウをあちこちで見かけました。高いところを優雅にヒラリヒラリと飛んでいるのでなかなか写真がとれません。結構粘った末、地面に止まった写真を撮ることが出来ました。
女川付近では相変わらずテングチョウがたくさん砂利道の道路で戯れていました。時間がかかるので写真は撮りませんでした。
キャンプ場には立ち寄らず、仙郷林道を湯袋峠沢下りコース方面に歩いている際にイチモンジチョウに遭遇しました。前回宝篋山の山道で出会った蝶よりは、小ぶりで色も少し薄い蝶でした。コミスジチョウより警戒心も薄いようです。
湯袋峠沢下りは2回目ですが、関東ふれあいの道として整備された経緯もあることから、綺麗な沢を見ながら足元を気にせずゆっくり歩くことが出来ます。
県道150号への出口まで歩き、同じコースをキャンプ場まで戻りましたが、沢にはカワトンボが飛んでいました。翅の縁紋が赤色でした。
キャンプ場付近に戻り、木陰の切り株で昼食休憩を取りました。周りに、小さなタツナミソウの花が咲いていました。良く見ると花がミーアキャットのように揃って立ち、「立つ波」のように見えなくもありません。頭をなでてあげたい心境になりました。
その後、少し前にハンショウズルの花を見つけた女川の登山道を通り、女体山頂上に向けて登りました。ハンショウズルの花は無事咲き終え綿毛が出ていました。昔はあちこちに咲いていたのに減ってしまったとのことなので、少し心配でした。
渓流沿いの山道の踏み後があちこちにあるので迷いながらの結構きつい登山で、たくさん汗をかきました。
ズボンのベルトの下までが汗で濡れたので、女体山頂上はパスして御幸ヶ原まで下り、薬王院に下山する途中の東屋で休憩を取りました。給水をしていたところ真っ黒な蝶々が近くの椅子に止まったので写真を撮りました。調べたところ、クロヒカゲのようです。
ヒカゲチョウは5月末から、ヒメウラナミジャノメ程ではないものの良く見かけるようになりました。6月中の散歩で数個体の写真を撮っていました。
その後薬王院方面に向けて下山しましたが、途中でエゴノキの花がたくさん登山道に落ちていたので上を見上げたところ、大きなクマバチが花から花へと飛び回っていました。ブーンという音が複数聞こえたので、数匹群がっていたのかも知れません。和音に迫力がありました。
クマバチはクマンバチとも呼ばれているようです。でも「クマンバチの飛行」として有名になった曲に取り上げられたクマンバチは、クマバチではなくて、マルハナバチだったとの逸話があります。
鬼ヶ作林道まで下山し、景色を見ながら舗装道路を歩いて駐車場まで戻りました。途中で、コキマダラセセリとスジグロシロチョウを見かけました。
これからは、シジミチョウに加えてセセリチョウも飛び回るのでしょう。
ワクチン接種が進み、街に出かけることが可能になると山を歩く回数は減るかもしれません。
コロナ禍でしたが、楽しい山歩きルートをあちこちに発見・開拓しました。
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