2021年11月20日土曜日

小町の館から朝日峠、小町山、宝篋山、東城寺へ

   1118日に小町の館駐車場に車を止め、朝日峠展望台から小町山を経て宝篋山に登り、東城寺経由で駐車場に戻りました。

小町の館から朝日峠に向かう舗装道路沿いにある大きなイチョウの木の葉が黄色になり始め、もみじ谷もそろそろ紅葉が始まりそうな気配でした。

小町の館からもみじ谷をとおり朝日峠展望台へ

朝日峠展望台から小町山に向かう登山道には、フユイチゴがたくさん赤い実をつけていました。

フユイチゴ

フユイチゴはバラ科キイチゴ属に属していて、クサイチゴやナワシロイチゴなどと同様に食用になるとのことです。日本全国には食べることのできる様々な野生のイチゴ類があるようですが、ヨーロッパで栽培品種として開発されたラズベリーやブラックベリーのように、野生のイチゴに注目した研究1)も日本で行われているようです。

小町山頂上には、朝日峠と同様にパラグライダー離陸場がありますが、残念ながら利用者はいませんでした。

小町山のもぐもぐ処やパラグライダー離陸場

今回は、頂上のテーブルで少し休憩し、表筑波スカイライン道路沿いの登山道を通り、宝篋山に向かいました。

小町山から表筑波スカイライン脇の登山道を経て小町山へ

宝篋山に向かう道路沿いにミヤマシキミの赤い実がたくさん見えました。ミヤマシキミは億両と呼ばれているそうです。

ミヤマシキミ(億両)

小町の館からもみじ谷に向かう登山道では百両と呼ばれているカラタチバナがありました。

カラタチバナ(百両)

 以前、ひたち海浜公園で万両(ヤブタチバナ)の写真を撮っていました。

ヤブタチバナ(万両)

 自宅には赤い実と黄色の実が付く千両(クササンゴ)があります。

赤色と黄色のクササンゴ(千両)の実

 宝篋山の頂上では多くの登山者が景色を眺めながらお昼を食べていました。

 宝篋山で昼食を摂った後、東城寺に向けて下山しましたが、途中の道路には紅葉したトウカエデなどがあり、紅葉を楽しむことができました。半分だけ黄色になったハリギリの葉などもありました

 

ハウチバカエデ          ハリギリ

 東城寺に降りるコースは小川の淵を通るのですが、結構水量があり小さな滝もあるのでハイキングコースとしてお薦めです。

宝篋山から東城寺下山コースを通り小町の館へ

 小川を通り過ぎ、林に入るあたりで赤い実をたくさん付けた草花を見つけました。後で調べたところナス科のマルバノホロシのようです。同じ仲間のヒヨドリヒョウゴの方が有名なようですが、葉が無毛ですし、ヒヨドリヒョウゴより葉が細長いようです。

ナス科のマルバノホロシ

 東城寺から林の中を通り、小町山の登山コースの天の川コースを横切り小町の館に戻りました

参考)

1)執行さとみ等:日本原生イチゴ属植物数種の育種素材としての評価、園学研、12(4)335-3422012

 

 

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