7月8日(土)から13日(木)まで岩手の「手抜き菜園」に行ってきました。梅雨明け前でしたので、連日雨模様で畑仕事後の登山やハイキングはあまりできませんでした。
今までは5月~6月に草刈りや畑耕起をしていましたが、今回はそれが出来ず、親戚の好意により、トラクターで耕してもらいました。
耕した畑に手のかからないカボチャの種を撒きました。また、これまで栽培したことのない、カブ類の種を撒いて見ました。でも、種まきが遅すぎたので、収穫できるかどうか分かりません。
いつもより訪問の機会が減ってしまいましたが、雑草との競争や害虫の発生状況などを観察したいと思っています。
今回は、ブルーベリーと南高梅が少し収穫できたので、ジャムと梅干にしました。
7月の「ささやかな手抜き菜園」の様子 |
雨がやむ頃合いを見て7月9日に安比高原の「ブナの駅」に行きました。雨時々曇りの天気でしたので、「ブナの駅」の駐車場はガラガラでした。
安比高原の「ブナの駅」 |
駐車場から「奥の牧場」を目指し、背の高いブナ林の中を歩きました。森林浴、フィトンチッドの森です。
ブナ二次林の森(7月9日) |
雨模様でしたが、「奥の牧場」にたくさんある池の周りを歩きました。でもサワギキョウの開花はもう少し後になりそうで、綺麗なエゾイトトンボも見つかりませんでした。
安比高原の奥の牧場(7月9日) |
途中の草原には、ウツボグサやヤナギラン、ミヤコグサ等の花が咲いていました。
ウツボグサ ヤナギラン ミヤコグサ |
そのウツボグサにはウラギンヒョウモン、ヤナギランにはコチャバネセセリが止まっていました。
奥の牧場から林道を通り、「ブナの駅」のある中の牧場に戻りましたが、途中で「ハートの小路」を散策しました。
ハートの小路を通り抜け、再び林道に戻ったところでイカリモンガに出会いました。
イカリモンガ |
中の牧場付近では、大きなミヤマシシウドの花の上を3羽のミドリヒョウモンが飛び回っていました。今回は、ウラギンヒョウモンとミドリヒョウモンが目に止まりましたが、ブナの駅周辺ではたくさんの種類のヒョウモンチョウ等を観察することが出来るので、帰郷の際には何度も訪問する場所になっています。
ミヤマシシウドの花とミドリヒョウモン |
今回の散策では、バラ科のヤマブキショウマの花があちこちにありました。
バラ科ヤマブキショウマ |
また、ショウマ類に花の様子が良く似たオニシモツケと思われる花も良く見かけました。
オニシモツケ? |
ショウマ(升麻)という名称は、科と属をまたいで広範囲の植物名に用いられているとのことです。
NHKの朝ドラ「らんまん」では、東大の植物学教室の矢田部教授が「トガクシソウ」の新種登録を目指しながら、先をこされて悔しがる場面が昨日(7月14日)放送されましたが、このトガクシソウもメギ科トガクシソウ属トガクシショウマとも呼ばれるそうなので、驚きました。
メギ科の他に、キンポウゲ科(サラシナショウマ等)、ユキノシタ科(アカショウマ等)、バラ科(ヤマブキショウマ)、アジサイ科(キレンゲショウマ)などがあるそうです。
花よりも葉や茎の様子が良く似ているのでショウマの名称が与えられたとされています。興味深いです。
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