7月9日に安比高原の「ブナの駅」を散策した後、安代町の「不動の滝」に行きました。
不動の滝は日本の滝百選に選ばれる程綺麗な滝なのですが、その周囲の山野草や昆虫等が他の場所と異なるように感じ、岩手に帰省する度に出かけたいと思う場所になっています。
不動の滝入り口から桜松神社、不動堂へ |
不動の滝と遊歩道 |
今回は、2年前に出会ったコムラサキ蝶を見たいと思っていました。
幸運にも、不動の滝入り口にある桜松公園の東屋で一羽のコムラサキと出会うことが出来ました。なかなか近づくことは出来ませんでしたが、しばらくの間コムラサキが飛び回る様子を観察することが出来ました。
コムラサキ |
コムラサキの幼虫はヤナギの葉を食べて成長するとのことですが、他の場所では出会ったことがありません。
不動の滝を見学し清流沿いの遊歩道を歩き駐車場に戻る途中で、細い花穂に小さな花をたくさん付けている花が目に止まりました。写真を撮り、後で調べたところマメ科ヌスビトハギ属の「ケヤブハギ」のようです。
花穂の形態がラン科のネジバナやタデ科のミズヒキなどと近縁のように感じましたが、葉の様子がかなり異なっているようです。マメ科と言われると確かに茎葉は豆類に似ているように思いました。
マメ科ヌスビトハギ属のケヤブハギ |
この時期の山野草の一つとしてウツボグサが良く取り上げられますが、不動の滝で見た花はウツボグサそっくりで、花や茎葉のサイズが、良く見かけるもに比べると1/4程度でした。不思議です。シロツメクサの花より小さい花でした。
不動の滝のウツボグサ? |
不動の滝にもブナの駅と同様に「ショウマ」類の花があちこちに咲いていました。最も多かったのはアカショウマかトリアシショウマか良く分からなかったのですが、花穂の分岐が多いのでトリアシショウマのようです。オニシモツケも見つけました。
トリアシショウマ オニシモツケ |
葉にV字型の褐色斑紋が入るミズヒキもありました。
タデ科ミズヒキの葉 |
ミズヒキのV字型の斑紋は、地域ごとにかなり違っているので、これから少し注目したいと思っています。
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