1月3日、盛岡市での買い物がてら家族全員で高松公園に行ってきました。
白鳥や鴨などたくさんの渡り鳥がいましたが、暖冬のためでしょうか例年より少ないとのことでした。
盛岡市高松ノ池(1月3日) |
高松公園駐車場に車を置き、高松ノ池の平和記念像まで皆で往復しました。
池の岸を歩くとオオハクチョウが近づいてきました。オオハクチョウはカモ目カモ科ハクチョウ属(Cygnus cygnus: whooper Swan)で、体重は8kg~12kgとのことです。
オオハクチョウ(Wooper Swan) |
類似のコハクチョウ(Cygnus columbianus: Bewick’s Swan)は、くちばしの黄色い部分がオオハクチョウより狭いことから容易に区別できるとのことですが、見当たりません。
オオハクチョウは10月下旬に3,000㎞離れた繁殖地のシベリアから北海道に降り立ち、一カ月後の11月上旬には本州に向かい3月下旬まで本州で過ごすとのことです。
岩手の高松ノ池もハクチョウの飛来地として良く知られていますので、野鳥目当ての家族連れがたくさんいて賑やかでした。
池を眺めていると、ツガイで並んで泳ぐ微笑ましいハクチョウや田んぼなどの餌場から飛んで来るグループ、くちばしがまだ白く羽が灰色の幼鳥など、遠くからは一様に見えてもそれぞれ違いがあり、眺めているのが楽しいと感じました。
盛岡市高松ノ池の白鳥の様子(1月3日) |
オオハクチョウと並んで良く知られている冬鳥はマガモのようです。マガモはカモ科マガモ属(Anas platyrhynchos)で英名はmallard duck、マガモの雄は頭から首にかけて緑色の羽に覆われているので直ぐに分かります。
マガモ |
でも、マガモは繁殖期が過ぎると次第に緑色の羽が抜け、メスと区別がつきにくくなるとのことなので驚きました。全く知りませんでした。
マガモ属のオナガガモ(Anas
acuta)もたくさんいました。マガモよりもかなり多いように感じました。
オナガガモ |
同じマガモ属のカルガモ(Anas
zonorhyncha)もいました。
カルガモ |
また、ヒドリガモ(Mareca penelope )も見つかりました。
ヒドリガモ |
カモ科ハジロ属のキンクロハジロ(Aythaya fuligula)もたくさんいました。初めて見ました。
キンクロハジロ |
キンクロハジロの雌(左)と雄(右) |
牛久沼で良く見かけるツル目クイナ科のオオバン(Fulica atra)も岸に登り歩ていました。オオバンは渡り鳥(冬鳥)のようですが、渡りを止めた「留め鳥」として住み着くことがあるとのことで、年中見る牛久沼のオオバンは止め鳥のようです。
オオバン |
湖の岸に近寄ることはありませんでしたが、カモ科ミコアイサ属のパンダトリ(Mergellus albellus)もいました。
ミコアイサ(パンダドリ) |
高松の池を皆で一周する予定でしたが、今年は渡り鳥見物になりました。
盛岡市高松ノ池の様々な渡り鳥たち |
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