2024年2月26日月曜日

令和6年2月、雪の積もった筑波山への登山

   2月24日(土)は晴天だったので、久しぶりに筑波山に登りました。

23日は平地でもミゾレが降る程寒かったので、24日早朝にライブカメラで確認したところ筑波山の御幸ヶ原には雪が積もっていました。茨城県では雪は珍しいので、8時過ぎに早速出かけました。

2月24日朝の筑波山

真壁町の「つくし湖」の駐車場に車を置き、薬王院コースで登山するつもりでしたが、満車でした。道路の隅にも車が駐車していました。雪が積もった後の晴天だったので登山者が多かったようです。みかん狩りも人気のようです。

あきらめずに、薬王院の登山者用駐車場まで登ったところ、数台の空きスペースがありました。スタットレスに履き替えていないと、危険な状況だったので空いていたようです。

薬王院の登山口から95分に登山を開始しました。登山道の雪は踏まれて消えていましたが、登山道は凍っているので歩きやすかったです。

薬王院から鬼ヶ作林道出会いまで(2月24日)

鬼ヶ作林道との出会いから「筑波高原キャンプ場」に向かうことにしました。キャンプ場までのハイキングは、青空を見ながら静かな雪道を歩くことが出来ました。

鬼ヶ作林道を通り筑波高原キャンプ場へ(2月24日)

キャンプ場間近の丘の上で、下館方面がすっきりと見えました。

キャンプ場付近の高原からの下館方面の風景

キャンプ場に到着した後、湯袋峠に下る道の様子が気になり下山口まで行きましたが、山道には既に踏み跡がありました。

仙郷林道から湯袋峠への下山道(2月24日)

湯袋峠への下山道入り口からキャンプ場に引き返し、二本松コースで1010分頃から登山を開始しました。

筑波高原キャンプ場から二本松コースで登山

登山道には雪が積もっていましたが、下山されるグループもたくさんおられました。

女体山頂上に近づくと、樹木の枝に氷が張りついていました。

筑波山登山二本松コースの様子(2月24日)

女体山頂上には1050分頃に到着しましたが、大勢の方が順番待ちをしておられました。

女体山頂上(2月24日)

樹氷というにはおこがましいのですが、凍り付いた樹木の枝は綺麗でした。

女体山頂上の木の枝に張り付いた氷(2月24日)

頂上から御幸ヶ原までの道も雪に覆われていました。

女体山頂上から御幸ヶ原へ(2月24日)

雪のある御幸ヶ原には観光客が結構いました。

雪に覆われた御幸ヶ原(2月24日)

その後、男体山に登り自然研究路へと周り道をして御幸ヶ原に戻りましたが、その間にたくさんの観光客が到着したようで、いつもより混雑していました。雪が目当てと思われる海外の方もかなり見受けられました。

帰りは、薬王院コースで下山しました。鬼ヶ作林道出会いを過ぎると、登山道の雪が溶けて数回転びました。泥だらけになりました。

薬王院コースでの下山(2月24日)

  さわやかな静かな雪道を歩くことが出来、爽快でした

2024年2月25日日曜日

茨城県近代美術館のボタニカルアート展と偕楽園の梅祭り

  2月23日(金:天皇誕生日)に茨城県近代美術館と水戸偕楽園の梅林に家族全員で行ってきました。

「おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり」の初日(2月23日~4月14日)の美術館見学でした。

会場入り口の係員に「撮影OKの作品」のブログでの紹介の可否をお聞きしたところ、出所(企画展)を明示するようにとのことでした。

デヴァンシャーカレンディンとリブストンピピン
        William Hooker画:茨城県近代美術館企画展より   

最初のコーナーはヨーロッパで最も親しまれている果物の一つである「リンゴ」で、作者は英国キュー王立植物園の初代専属植物画家として活躍されたウイリアム・フッカー(William Hooker)とのことです。

1818年に描かれた3点のリンゴの絵が展示されていましたが、いずれも繊細で確かに美味しそうに見えました。

リンゴの解説とファーンズ ピピン
William Hooker画:茨城県近代美術館企画展より

   展示されていたカレンディン(Quarenden)やピピン(Pippin)系統のリンゴは現在でも英国等で栽培されおり、辞書で引くとどちらも「サラダ用リンゴ」と紹介されています。

日本でもコックスオレンジ・ピピンを栽培されている方がおられるようです。

19世紀初頭のリンゴの絵を見て、現在の英国でのリンゴ生産に興味を持ち少し調べて見ました。

日本では「ふじ」の生産量が圧倒的に多いのですが、英国や米国ではガラ(Gala)の生産量がトップになっていました。英国では、今回紹介されているピピン(Pippin)系統のコックス(Cox’s Orange Pippin)は生産量が4位にランクされているようです。

次いで、梨の植物画はウォームズリー・ベルガモット(Wormasley Bergamot)、サン・ジェルマン (The St. Germain Pear)、ショーモンテル( The Chaumontel Pear)、コルマール(The Colmart Pear)の4種類でした。

ウォームズリーペルガモットとサンジェルマン
William Hooker画:茨城県近代美術館企画展より

ショーモンテルとコルマール
William Hooker画:茨城県近代美術館企画展より

現在ヨーロッパの梨生産は、ベルギーやオランダで盛んに行われているようです。英国で栽培されている品種は殆どがコンファレンス(Conference)とのことです。

日本で最も多く生産されている洋ナシはラ・フランスですが、この品種はフランス由来とされているものの、フランスでは現在生産されていないようです。

梨の次は、桃でした。ラ・ノブレス(La Noblesse)、グリムウッズ・ロイヤル・ジョージ(Grimwood’s Royal George)が展示されていました。

ラノブレスとグリムウッズロイヤル
William Hooker画:茨城県近代美術館企画展より

桃を調べると、Stone fruitsという単語が出てきました。そのまま訳すと「石果実」になりますが、日本語では「核果類」と呼ぶようです。バラ科の果実で桃やネクタリンが該当し、さらに「小粒核果類」としてあんず(アプリコット)、うめ、すもも(プラムやプルーン)、おうとう(サクランボ)が仲間のようです。

今回展示されている桃のEU諸国における生産はギリシャ、スペイン、イタリアが中心のようで、英国で栽培されている品種の情報は見つけることが出来ませんでした。


EUでは、桃の品種を果肉から核が分離しやすいフリーストーン(Free Stones)と離れにくいクリングストーン(Clingsotene Peaches)、中間のセミフリーストーン(Semi-Freeston Peaches)に分類するようです。

日本の桃は果物の中でも超高級品に相当しますが、EUや米国にはそのようなタイプがないようなので、農産物輸出の筆頭に上げられているようです。

まだまだたくさんの植物画の写真を撮りましたので、これを機会に勉強したいと思っています。

寒い日であいにくの霙模様でしたが、偕楽園の梅祭にもたくさんの観光客が来られていました。

梅祭りの偕楽園(2月23日)

5~6年振りの訪問でしたが、線路の反対側にも梅林が出来ていて一層賑やかになったように感じました。

2024年2月24日土曜日

令和6年2月の大洗水族館見学

   2月4日(日)と18日(日)に大洗水族館に出かけました。

小学3年生の孫は「イルカ・アシカオーシャンライブ」が好きで、2度とも10時、1130分、13時からのショー(25分間)を3回見学しました。

アザラシからイルカへのバトンタッチ(2月18日)

両日とも日曜日でしたので、大勢の見学者で賑わっていました。駐車場は2度ともほぼ満車状態でした。

大洗水族館の周囲の様子

駐車場で車から降りると、水族館の入り口付近の「出会いの鐘」の音が聞こえます。2歳前の孫も頑張って鳴らしました。

大洗水族館「出会いの鐘」

お目当てのオーシャンライブではたくさんの写真を撮りました。アザラシのコミカルな演技には大入り満席の客席からの拍手が湧きます。

アザラシのコミカルな曲芸

イルカのジャンプは迫力があります。前から3列目の席で見学しましたので、水しぶきがかかりました。


イルカのパフォーマンス

イルカ・アザラシオーシャンライブの後は、アザラシとペンギンが展示されているオーシャンテラスに移動しましたが、4日にはアザラシ「ゴエモン」による書き初めが行われていました。ペンギンの散歩タイムは鳥インフル予防のためしばらくお休みのようです。

大洗水族館のフンボルトペンギン

大洗水族館には約580種の海の生き物が展示され、「出会いの海の大水槽」にはサメやウミガメ、エイなどとともにイワシが20,000匹も泳いでいるとのことです。

大洗水族館の大水槽「出会いの海」

大洗水族館はサメのコレクションが多いこととマンボウの展示で有名なようで、シャークダディーズルームには、巨大ざめ「メガロドン」の顎の骨が展示されていて、記念写真を撮る家族がたくさんいました。

大洗水族館のサメ

大洗水族館のマンボウ

各種のサメの卵や標本等の展示もありました。

ホオジロザメの顎の骨とネコザメ科ホーンシャークの卵

淡水魚のコーナーやクラゲの展示なども見て回りましたが、ゲートをくぐって最初に出会うイワシの大群もすごいのですが、少し歩いて出会うカゴカキダイの群れが印象的です。クサフグやカワハギもいました。

大洗水族館のカゴカキダイ

4日の昼食は館内のリラックスカフェ「マーメード」で食べましたが、18日は御土産コーナーなどと同じフロア―にあるフードコートで食べました。

以前は直ぐそばの海岸で遊べたのですが、今回は海岸への階段は閉鎖されていました。

広い太平洋を見渡せるのも魅力です。

2024年2月23日金曜日

2月中旬のつくば市洞峰公園や茎崎公園の水鳥

   2月中旬、2歳間近の孫娘と一緒につくば市の洞峰公園に数回出かけました。

つくば市洞峰公園の多目的広場(2月14日)

孫は三輪車のペダルにまだ足が届かないのですが地面を蹴って走り回り、滑り台などの遊具でも楽しく遊ぶことができるようになりました。

洞峰公園の梅の花やアオサギなど(2月14日)

1月中旬に洞峰沼のカモを観察した際にはオナガカモの数が多いように感じましたが、今回はヒドリガモが目立ちました。

オナガカモ(2月14日)

ヒドリガモ(2月14日)

洞峰沼の一部は茅原になっていて、岸から遠い茅原付近にマガモやカルガモが集まっていました。

岸辺から離れた茅原の近くに集まったカルガモやマガモ

コガモも沢山いました。

コガモの群れ

つくば市の茎崎公園にもよく出かけます。

つくば市茎崎公園(2月19日)

茎崎公園の池にはカルガモが集まっていました。カルガモだけでした。

茎崎公園の池(2月19日)

茎崎公園の池のカルガモ(2月19日)

カワセミが素早く飛び去る姿も目撃しました。緑色が綺麗でした。

これまで山歩きが多かったので、水鳥の写真は殆ど撮ったことがありませんでしたが、公園めぐりが多くなり水鳥にも興味を持ち始めました。

継続的に写真を撮ろうと思っています。

 

2024年2月22日木曜日

笠間陶芸美術館のガラス工芸美術品企画展見学

   2月12日に家族で笠間陶芸美術館で開催されている「グラスアート・ライジンング 藤田喬平、リトルトン、リベンスキーと世界の作家」に行ってきました。

茨城県笠間陶芸美術館(2月12日)

仙台に住んでいる頃に日本三景の松島にある「藤田喬平ガラス美術館」を数回見学したことがあります。

ガラス工芸品に劣らず、ゆっくり眺めたり休んだりすることのできる広い庭が魅力的でした。

今回の企画展では撮影OKの展示物があったのでたくさんの写真を撮りましたが、ネットへの写真掲載を確認できずアップできないのが残念です。

展示作品の解説と写真撮影の可否

エミール・ガレの作品もありました。

 笠間陶芸美術館の傍には茨城県出身の陶芸家、板谷波山の東京都田畑旧宅・工房を再現した家屋等も展示されていますが、周囲には色とりどりの腰掛があり孫がしばらく遊んでいました。

 今回は館内の展示作品に対する解説員による板谷波山の作品解説も聞くことが出来ました。

 映画「HAZAN」をもう一度見たいと思いました。

板谷波山旧邸展示スペース
 陶芸美術館の周囲は、陶芸の森公園になっていて駐車場も完備されているので、子供連れの家族は、たぶん朝から晩まで飽きずに遊ぶことが出来そうです。

笠間陶芸美術館を取り巻く公園の様子(2月12日)

 帰りは「道の駅笠間」でモンブランを皆で食べました。結構人気があり、行列が出来ていました。

 陶芸美術館から北の方角に山が見えました。仏頂山(431m)のようです。

 登ってみたいと思っています。

2024年2月11日日曜日

常磐線高浜駅から西浦中岸リンリンロードのハイキング

   2月10日(土)にJR常磐線の高浜駅で降り、霞ヶ浦の西浦中岸リンリンロードを歩きました。

1020分に高浜駅を出て恋瀬川の橋を渡りましたが、晴天でしたので橋の上から筑波山や浅間山などが綺麗に見えました。

JR常磐線高浜駅から恋瀬川の橋(愛郷橋)まで

恋瀬川の河口に向かうリンリンロード沿いには桜の木がたくさん植えてあり桜の名所(恋瀬川 桜づつみ)のようです。水鳥もたくさんいました。

恋瀬川の河口に向かうリンリンロード

恋瀬川の河口から国土交通省の高浜インフォ―メンションセンターまでの間にはたくさんの太公望がおられ、釣りの名所のようです。インフォ―メンションセンターの周辺は工事中でまわり道になっていました。

工事中の高浜インフォ―メンションセンター付近の景色

まっすぐなリンリンロードをしばらく歩くと道路が左方向に直角に折れ曲がる箇所があり、そこも釣り人に人気のある場所のようです。石川地区と呼ばれているようですが高浜駅から丁度4㎞地点の道路標示もありました。

高浜駅から4㎞付近の景色

釣りをしながら筑波山や加波山・燕山などの筑波連山、さらに笠間アルプスと呼ばれる山々までが一望できる場所で素晴らしい景色でした。歩いてきて良かったと思いました。

筑波山や加波山など筑波連山が見える絶景スポット

リンリンロードはそこからまた右側に直角に曲がり、かなり長い距離をひたすらまっすぐ進むコースになっていました。

長い直線コースの西浦中岸リンリンロード

リンリンロードの陸地側は田んぼで民家はかなり離れていましたが、左側の対岸には建物がたくさん立っていてとても綺麗な風景でした。単調な長い直線距離ですが、対岸を見ながら飽きずに歩くことが出来ました。

西浦中岸から見える対岸の景色

今回は1230分まで歩いて引き返す予定でしたが、高浜駅から10㎞の道路標識のある安食地区付近でタイムアップになり、昼食休憩を取り引き返しました。

高浜駅から10㎞地点、安食地区

遠くに霞ヶ浦大橋の塔が見えました。

遠くに見えた霞ヶ浦大橋

後で調べたところ、もう少し歩くと富士見古墳公園があったようです。

高浜駅からの西浦中岸リンリンロードは、対岸の様子が見えて歩きやすいコースでした。また水鳥の写真もたくさん撮ることができました。

西浦の水鳥(オオバン、カルガモ、マガモ、カワウ)

高浜駅から土浦駅までのリンリンロードの距離は40㎞程のようなので、次は40㎞に挑戦したいと思っています。