2024年5月29日水曜日

令和6年5月の思い出

  5月ももう終わりです。5月を振り返りました。

郷里の岩手には4月末から5月5日まで、2歳の孫娘とともに滞在し「手抜き菜園」の草刈りなどをしつつ、八幡平頂上やな県民の森公園、七時雨山麓まで出かけました。

県民の森のキクザキイチゲなど春を告げるエフェメラルの花は終わりの時期で、郷里の春は予想以上に早く過ぎ去るように感じました。

八幡平市県民の森(5月3日)

八幡平市県民の森のキクザキイチゲ(5月3日)

牛久に戻ると5月10日に庭のサボテンの花が開花しました。

庭のサボテンの開花 (5月10日)

5月11日(土)はJR水戸線の岩瀬駅から御嶽山、雨引山、燕山を通り加波山までの往復登山ハイキングをしました。かなり疲れました。

自宅の庭では、咲き始めたカラーの花にクサキリ?らしきバッタが首を突っ込んでいました。

庭のカラーの花に止まるクサキリ?

 5月19日には洞峰公園に出かけ、2歳の孫娘はロバに乗ることが出来ました。

つくば市洞峰公園(5月19日)

洞峰沼に渡り鳥はいませんでした。マガモやコガモ、オナガカモ、ヒドリガモなど様々な渡り鳥がいましたが、遅くまで残っていたヒドリガモも飛び立ち北国に帰ったようです。留め鳥のカルガモもいませんでしたので亀と鯉が洞峰沼の主になっていました。

5月21日の朝、庭のパンジーの花にツマグロヒョウモンの幼虫が止まっていました。蛹から成虫まで育ててみたいと思いながら次の日に探しましたが見つけることはできませんでした。鳥に食べられたのでしょうか。

庭のパンジーの花の上にいたツマグロヒョウモン幼虫

同日10時過ぎに竜ヶ崎市の「タツノコ公園」に出かけました。2歳の孫娘は遊具で昼頃まで遊びました。

竜ヶ崎市タツノコ公園(5月21日)

5月23日には小町の館から朝日峠展公園まで孫娘とともに登山しました。登山の途中まで孫娘は頑張りましたが、朝日峠展望公園頂上の手前で寝てしまい、残念ながら背負って下山しました。

土浦市小町の館から朝日峠展望公園に登山(5月23日)

5月25日は4年生になった孫娘の運動会でした。リレーの選手に選ばれたので家族全員応援しました。2歳の孫娘も楽しかったようで、「まだ帰らない」と泣き大変でした。

小学校の運動会(5月25日)

昔は運動会で昼食を皆で食べることが楽しみでした。今回は、11時過ぎに全種目が終わり帰宅しましたので、少し寂しい想いがしました。

運動会の次の日の5月26日には、朝早くから出かけることがOKになり、霞ヶ浦のリンリンロードを霞ヶ浦大橋まで歩くことが出来ました。

身体はいたって元気で、若者を追い抜いて歩いているのですが、白内障や甲状腺の腫瘍、高血圧などの病名をたくさんいただき、検査日程が目白押しになってしまいました。

70歳を過ぎ仙台から牛久に戻り、長く住んだ茨城県の野山を歩き回りながら、超高齢者になりつつも、またいつか岩手に帰るのかなと思ったりしています。

最近、加山雄三と谷村新司の「サライ」の歌が身に染みています。

常磐線高浜駅からリンリンロードを通り霞ヶ浦大橋への周回ハイキング

  5月26日(日)にJR常磐線の高浜駅から右回りで霞ヶ浦大橋を通り高浜駅に戻る、霞ヶ浦リンリンロードの周回コースをハイキングしました。

常磐線牛久駅から電車に乗り高浜駅で降り、朝815分頃から大井戸公園を目指して歩きました。

高浜駅から大井戸公園付近までの様子(5月26日)

大井戸公園には940分頃に着きました。途中の湖面には渡り鳥の姿は無く、留め鳥のカルガモが数羽見られただけでした。

大井戸公園の側にある園部川の橋を渡ると「ほほえみの丘」と呼ばれている休憩所があったので、風景を眺めながら休憩しました。

園部河口大橋からほほえみの丘まで(5月26日))

「ほほえみの丘」休憩所には道路標識があり、それによると高浜駅からは9㎞で、霞ヶ浦大橋のたもとにある「道の駅たまつくり」までは8㎞のようです。従って、高浜駅から霞ヶ浦大橋までの距離は、大井戸公園経由では17kmになるようです。

霞ヶ浦大橋に向かう途中、湖面越しに筑波山が見えました。

ほのえみの丘の道路標識と湖面上に見える筑波山

霞ヶ浦大橋のそばにある「霞ヶ浦ふれあいランド(親水公園)」には1120分頃に到着しました。日曜日でしたので出店がたくさんあり、舞台も設けられフラダンスのショー等が行われていました。大勢の観光客で賑わっていました。

霞ヶ浦ふれあいランドの虹の塔付近(5月26日)

公園到着後、すぐに虹の塔の高さ60mの展望室までエレベータで登りました。

展望室から霞ヶ浦大橋や「道の駅たまつくり」などが綺麗に見えました。夏季には「ざぶざぶけいりゅう」で遊ぶこともできるようです。

虹の塔展望室から霞ヶ浦大橋方面の展望

イベント広場では「行方市がハワイになる」をテーマにした「ハレHawaii 2024」が開催されていたようです。ハワイアンフードや雑貨の販売も行われ、ハワイアンフードの店には長い行列が出来ていました。

霞ヶ浦ふれあいランドでのイベントの様子(5月26日)

虹の塔から降り、出店などを見学した後に「道の駅たまつくり」に行き、お土産等を買い昼食を摂りました。

霞ヶ浦大橋の道の駅たまつくり(5月26日)

帰りは霞ヶ浦大橋を渡り再び高浜駅に戻ることにしていましたので、少し慌ただしかったのですが、12時頃に霞ヶ浦大橋の歩道を歩き始めました。

霞ヶ浦大橋の歩道から(5月26日)

大橋の歩道ではサイクリングの方々に追い越されましたが、徒歩の方はいませんでした。一人旅でした。10から15分で渡り切りました。

霞ヶ浦大橋から安食地区を通り高浜駅まで戻るリンリンロードのコースを歩くのは3回目になりましたが、安食地区の看板には1330分頃に到着したので、一安心しました。あと少しです。

霞ヶ浦大橋から安食地区の標識まで(5月26日)

恋瀬川の愛郷橋には1455分頃に到着しました。

今回は、高浜神社も見学しました。

高浜神社

高浜駅発1511分の電車に乗り、無事牛久に戻ることができました。今回の周回コースは高浜駅から霞ヶ浦大橋脇を通り土浦駅に戻るコースより少し距離が短いようです。

渡り鳥が去り、蝶々などの昆虫も少なかったので少し寂しいハイキングでしたが、虹の塔からの景色は綺麗で心に残る旅になりました。

2024年5月21日火曜日

トロポロンの不思議ー全国の水田や湖沼に分布

   紅麹サプリメントによる健康被害問題からトロポロン類(トロポノイド)のプベルル酸が一躍注目されることになりましたが、尿細管の機能低下をもたらす眞の有害物質探索はまだ続いているようです。

  追記:5月28日に厚労省が動物実験でプベルル酸に腎臓尿細管の壊死作用が確認されたと発表しました。アオカビ(Penicillium adametzioides)の汚染により、プベルル酸が生産されたようです。

注目されたトロポノイド研究の先駆者である野副鉄男博士のヒノキチオールに関する研究の発端は、台湾ヒノキ心材の赤色色素であるヒノキチン(ヒノキチオールの鉄錯体)が強い抗菌性を示す事だったようです。

その後、有機合成によって得られた基本骨格のトロポロンにも強い抗菌性が確認されたことから、ヒノキチオールに加え、安価で入手可能なトロポロンそのものの有効利用を図るための安全性試験が日本で行われ学術誌に掲載1,2)されていました。

トロポロンもヒノキチオールと同様に鉄と錯体を形成し、赤色の不溶体として沈殿し、微生物や植物などに鉄欠乏症をもたらすようです。

日本では、ヒノキチオールの抗菌性に着目した医学研究が野副先生や㈱高砂香料の協力のもとに桂重鴻博士によって古くから行われ、その後亜鉛酵素のDNAあるいはRNAポリメラーゼ阻害作用などに着目した研究や、銅酵素の阻害作用に基づくチロシン酸化酵素阻害による美白作用等の利用へと発展しているようですが、実は、トロポロンそのものが全国各地の水田や湖沼に存在していることが1980年代に明らかにされていました3)

ヒノキチオールは、ヒバやアスナロの心材に含有されていますが、トロポロンは「イネ苗立枯細菌病菌(Burkholderia plantarii)」が日本全国の水田や湖沼領域で畦畔雑草やイネ科雑草のヌマガヤやチガヤ等に感染し、生産されているとのことです3)

イネ苗立枯細菌病は、田植機に用いる「箱育苗」の普及に伴い顕在化し、その原因物質がトロポロンであることを解明した論文が1985年に報告4)されていました。


ヌマガヤ

隣国の中国でも最近、日本同様にトロポロン生産菌が生息していることが分かり、中国全土のトロポロン濃度の推計値が報告5)されているようです。

水田作業の機械化に伴い顕在化したイネ苗立枯細菌病は、多様な細菌が混在する環境では発症しなかったことから、発症の原因物質であるトロポロンの生産制御に関わる常在細菌とのクロストークに関する研究も行われているようです6)

それによると、イネ苗立枯細菌病菌(Burkholderia plantarii)のトロポロン産生能は同属のB. hereiaによって抑制され、Sphingobium属のS. yanoikuyaeによって促進されるとのことです。

このクロストークに関与する成分も同定されていて、拮抗細菌であるB. hereia はインドール-3-酢酸を分泌してトロポロンの生産を抑制し、ヘルパー細菌であるS. yanoikuyaeN-(S)-3-hydroxyoctanoyl-L-homoserinを分泌してトロポロンの生産を促進させるようです。

環境中の常在菌は微妙なバランスを保ちながら、宿主である植物や動物を絶滅させることなく共存していることが良く分かる事例のようです。

トロポロンは非ベンゼン系芳香族化合物ですが、ベンゼン系のフラボノイド等と同様に抗酸化性も示すので、その有効利用研究は続くのだろうと想像しています。

 日本は、トロポロンとかなり縁の深い国のようです。

 

参考)

1)山形 一等:トロポロンの毒性に関する実験的研究(第1報)、食衛試、5(4)、294-2981964

2)山形 一等:トロポロンの毒性に関する実験的研究(第2報)、食衛試、5(4)、299-3081964

3)畦上 耕児 : イネ枯細菌病菌とイネ苗立枯細菌病菌、微生物遺伝資源利用マニュアル(26)、農研機構

4)Koji Azegami et al.: Tropolone as a Root Growth-Inhibitor Produced by a Plant Pathogenic Pseudomonas sp. Causing Seedling Blight of Rice., Phytopath. Soc. Japan 51, 315-317 (1985)

5)Xiaoyu Liu et al.: Biotoxin Tropolone Contamination Associated with Nationwide Occurrence of Pathogen Burkholderia plantarii in Agricultural Environments in China., Environ. Sci. Technol. 52(9), 5105-5114 (2018).

6)橋床 泰之:土壌微生物同士の相性は情報分子のクロストーク(混信)で決まるー水田のBurkholderia属細菌の例からー、土と微生物、73(2), 55-612019

2024年5月18日土曜日

五月中旬の筑波山登山

   5月17日(金)に筑波山に登りました。

桜川市真壁町のつくし湖駐車場に朝9時30分頃に車を置き、薬王院コースで林道鬼ヶ作線出会いまで登り、その後は鬼ヶ作林道を歩いてユースホステル跡地にある登山口に向かいました。

筑波山のつくし湖からユースホステル跡地まで(5月17日)

そこから「深峰歩道コース」で御幸ヶ原まで登りました。途中で、2030名の幼稚園のグループと出会いました。ハイタッチをしてくれました。

筑波山深峰歩道コースで御幸ヶ原へ(5月17日)

御幸ヶ原で別の幼稚園グループと並んで昼食を食べ、女体山頂上に向かいましたが、頂上付近にも小学生などたくさんのグループがいて、順番を守り登頂しました。

頂上からの景色は綺麗でした。

筑波山女体山頂上からの眺望(5月17日)

頂上から御幸ヶ原に戻る途中で、これまで見たことのない草花が咲いているのを見つけました。調べて見ると「ヒイラギソウ」とのことでした。葉の形がヒイラギに似ているようです。

途中でナナホシテントウが地衣類の「モジゴケ」のついた樹木の上を歩いていました。

筑波山頂上のナナホシテントウ、ヒイラギソウ

御幸ヶ原から男体山の自然研究路に入るとユキザサがたくさんあり花がもう少しで咲きそうでした。

筑波山自然研究路のユキザサ(5月17日)

自然研究路から薬王院コースで下山し、鬼ヶ作林道出会いから林道酒寄線を経由してゆっくりのんびり歩いて薬王院まで戻りました。

鬼ヶ作林道にはフタリシズカの花が咲いていました。タツナミソウもたくさんありました。

筑波山鬼ヶ作林道のタツナミソウとフタリシズカ

ジャケツイバラの花も満開でした。豪華です。

筑波山鬼ヶ作林道のジャケツイバラ(5月17日)

ヒメジョオンの花の周りをツマグロヒョウモンの雌が飛び回っていました。コミスジやアオスジアゲハも見かけましたが、林の中に飛んで行ってしまいました。

筑波山林道酒寄線のツマグロヒョウモン(5月17日)

薬王院からつくし湖に戻る途中の道にはトキワツユクサの群落がありました。繁殖力が強いそうです。

トキワツユクサ(5月17日)

また、特徴的な花びらを持つことで知られているユキノシタの花も咲いていました。

ユキノシタの花(5月17日)

林道を歩く方はほとんど居ないのですが、たくさん咲き始めた野草の花を探しながら楽しく歩くことができました。

2024年5月12日日曜日

岩瀬駅から御嶽山、雨引山、燕山、加波山の往復縦走

  5月11日(土)にJR水戸線の岩瀬駅から加波山まで行ってきました。

岩瀬駅には9時26分に到着し、晴天の土曜日だったので数十人の登山客と一緒に降車しました。福原駅でも大勢降りたようでした。

岩瀬駅から御嶽山の登山口に向けて歩き始めましたが、降車後直ぐに歩き始めたのは私だけでした。御嶽山神社には10時少し前に到着しました。神社の展望台(東屋)から岩瀬市街が良く見えました。

岩瀬駅から御嶽神社へ(5月11日)

加波山までの道のりは結構長いので、少し急ぎ気味でしたが、順調に登山道を歩き1030分頃に雨引山の頂上に到着しました。

御嶽神社から雨引山へ(5月11日)

途中で2~3組のグループとすれ違いましたが、雨引山頂上には誰もいませんでした。

ヤマツツジの花の周りを3羽のモンキアゲハが飛び回っていましたが、止まってくれないので写真は撮れませんでした。

少し休んだ後雨引観音の分岐点まで下りましたが、急に思い立って雨引神社に行くことにしました。1.7㎞の往復です。

雨引山から雨引神社へ(5月11日)

  雨引観音に下る途中で数組の登山グループとすれ違いました。昨年、雨引神社の「マダラ鬼神祭」を偶然に見かけましたが、4月の第二日曜日に開催されるようです。今年の看板がまだ残っていました。

神社にお参りをして、再び分岐点に戻り燕山を目指しました。

分岐点から燕山までは林の中を歩くコースで、見通しは悪いのですが、ヒカゲチョウなどに良く遭遇します。今回も、幼虫がススキやチヂミザサを食草とするヒメジャノメの写真を撮ることができました。また、ササを食草とするキマダラヒカゲも飛んでいましたが、みな藪の中に消えていきます。

燕山登山道のヒメジャノメ(5月11日)

燕山頂上には1230分頃に到着しました。アップダウンが多くかなり疲れましたが、ひたすら歩きました。

雨引神社から燕山へ(5月11日)

頂上のヤマツツジの花を見ながら昼食休憩を取りました。御嶽山からの登山道にはヤマツツジがたくさんありましたが、散り始めた花が多いようでした。でも、燕山頂上付近のツツジは今が満開のようで綺麗でした。

燕山(701m)頂上(5月11日)

燕山から電波塔まで下ると登山道の周りにたくさんのトンボが飛んでいました。近くに止まったトンボの写真を撮り、後で検索したところ「ヒメクロサナエ」のようです。変わったトンボだなと思いましたが、初めて確認しました。その他に、異なる種類のトンボも結構いたようでしたので、写真に撮ることができす残念でした。

燕山からの加波山登山道のヒメクロサナエ(5月11日)

加波山神社には1250分頃に到着しました。2組の登山グループがおられました。

加波山神社(5月11日)

参拝後、加波山頂上に向けて出発し頂上の本宮まで行きました。

電波塔付近から加波山頂上まで(5月11日)

本宮前の道で一羽のキマダラヒカゲが足元に止まりました。後で調べたところヤマキマダラヒカゲのようです。

加波山頂上のヤマキマダラヒカゲ(5月11日)

頂上を少し散策し燕山、雨引山、御嶽山を目指して引き返しましたが、燕山からの下山道で足に負担がかかり、雨引山を下る頃には膝が少し痛み出してしまいました。

でも、何とか岩瀬駅1546分発の友部駅行き電車に間に合いました。

雨引山の下山道では、フタリシズカの花などを見ながらゆっくり歩きました。

雨引山登山道のフタリシズカ(5月2日)

時間を気にしながらの世話しない登山になり、膝に負担がかかったようです。

今後はもう少し余裕のあるスケジュールにしたいと思い反省しています。

2024年5月11日土曜日

令和六年五月の牛久沼散歩

   5月8日午後に牛久沼まで散歩しました。

牛久土浦バイパスの歩道から川沿いの道へと移動すると、ヒメジョオンの花がたくさん咲いていました。赤色の濃い花があったので写真を撮りました。また、ところどころにヘラオオバコの長い花穂が出ていて目につきました。

牛久土浦バイパスから川沿いの遊歩道へ(5月8日)

ヒメジョオンの花が咲く道で、花から花へと飛び回っているベニシジミを見つけました。この春に羽化した個体のようです。

ヒメジョオンの蜜を吸うベニシジミ(5月8日)

牛久沼の遊歩道の周囲は春真っ盛りで、茅が大きく育っていました。

牛久沼周辺の様子(5月8日)

林や遊歩道の側にノバラの白い花が咲いていました。今が盛りのようです。

牛久沼周辺のノバラ(5月8日)

稲荷川沿いの田んぼは田植えで忙しそうでした。

牛久沼稲荷川周辺の田(5月8日)

アヤメ苑の小さな池にカルガモのツガイがいました。3月頃には比較的大きな湖沼にたくさんのカルガモが集まっていますが、4月末にはそれぞれツガイになり分散するようです。

牛久沼アヤメ苑のカルガモのツガイ(5月8日

アヤメ苑から河童の碑に向かう道でジャノメチョウを見つけました。ヒメウラナミジャノメには良く出会いますが、ジャノメチョウの写真を撮ったのは久しぶりです。今の時期は多いのかも知れません。

ジャノメチョウ(5月8日)

途中で、イボのような突起がたくさんついている葉が落ちていました。周りを見るとまだ何個かあります。調べて見ると、虫こぶのようです。葉に虫が寄生して瘤状になるとのことです。

樹木の葉の虫こぶ

エノキハイボフシ (フシダニ科Eriophyes sp.の虫えい)と記載しましたが、シロダモ葉のシロダモハコブフシのようです。

シロダモタマバエが葉に瘤を作ることを初めて知りました。

その後、河童の碑から雲魚亭を通り牛久駅方面に戻りました。キツネアザミが歩道の側にポツリポツリと咲いていました。綺麗です。

河童の碑と雲魚亭から牛久駅へ

アザミではないのでキツネアザミと名付けられたようです。キツネやイヌ、タヌキなどが付いた名称を持つ植物の一つのようです。

牛久沼の平均水深は1mと浅いようです。因みに霞ヶ浦の平均水深は4mとのことなので大部違います。

霞ヶ浦環境科学センターでは牛久沼の水質などの調査も行っており1)、湖沼に恵まれた茨城県の様子が紹介されていました。

 

参考)

1)長濱 裕美等:牛久沼における流域都市化の影響と近年の水質変動要因、土木学会論文G(環境)78(7),233~Ⅲ2402022