5月2日に八幡平市安代町の不動の滝に行ってきました。不動の滝は、高さ15m程で「日本の滝百選」にも認定されているようです。
八幡平市安代町の不動の滝(5月2日) |
不動の滝では昨年7月に、蝶々の「コムラサキ」に出会うことができましたので、また何か珍しい発見があるのではと期待しました。
ここには、むかしの神社の雰囲気がそのまま残っているような気がして、いつ訪れても懐かしく感じます。
今回は、丁度さくらが満開で大型連休ということもあり、結構多くの方々が訪れていました。桜の名所だったとは、実は知りませんでした。
八幡平市安代町不動の滝の桜(5月2日) |
滝の下には遊歩道があり、木々が芽吹く前の訪問でしたので、遊歩道の周りの林床にはカタクリやキクザキイチゲなどの群落があちこちに見えました。
八幡平市安代町不動の滝の遊歩道(5月2日) |
カタクリの花を良く見ると、花弁が6片ありその基部にW字の文様がありますが、その形や色合いが花によって異なっていました。今まで、注目したことはありませんでしたが、なんだか面白です。
カタクリの花の花弁基部のW文様 |
地域によって異なるエコタイプ、あるいは個別に遺伝的な違いなどがあるのでしょうか。
キクザキイチゲに似た花の開き方にも特徴があるように感じました。ヤブイチゲなのでしょうか。
不動の滝のヤブイチゲ? |
その他にエンレイソウもたくさんありましたし、葉が大きな大葉スミレもたくさん咲いてました。
不動の滝のエンレイソウ |
不動の滝の大葉スミレ |
また、センボンヤリの花も見つけました。
不動の滝のセンボンヤリ |
その他に、名前の分からない花が結構ありましたが、その中でムラサキケマンに似ていて、ムラサキケマンよりも小さく可憐な花が咲いていたので写真を撮り、後で調べたところ「ヤマエンゴグサ」であることが分かりました。綺麗な色でした。
不動の滝のヤマエンゴグサ |
雪解け直後の春の訪れを知らせて消えるたくさんのエフェメラル類を見学することができ楽しかったです。
安比高原の「ブナの駅」にもいきましたが、ブナの駅周辺は標高600mぐらいあるので、ブナ林はまだ雪に覆われていましたが、雪が解けた草原にはキクザキイチゲが咲いていました。
安比高原「ブナの駅」のブナ二次林(5月2日) |
雪があちこちにあってもものとせず、小さな男の子は昆虫網を持って、両親の少し前を元気に歩いていました。
岩手では毎年春が待ち遠しいです。
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