2022年5月20日金曜日

5月中旬の筑波山の草花と昆虫

   519日につくし湖(標高50m)に車を止め、「ふるさとの森」から薬王院(標高220m)を経て鬼ヶ作林道出会い(標高440m)まで歩き、筑波高原キャンプ場(標高510m)から三本松コースで筑波山(標高877m)に登り、その後つくば高原キャンプ場から湯袋峠コースを下り、県道月岡真壁線出会いから折り返して、もときた道を通って駐車場に戻りました。 

 つくし湖から薬王院までの「ふるさとの森」は、木々の葉が茂りすっかり緑の森になっていました。このところ雨が続いたので「鹿威し」の音がコーンと高く響いていました。

つくし湖から薬王院まで
(鹿威しがコーンと鳴っていました)

 4月に来た際にはニリンソウが咲いていましたが、一か月過ぎた今回はタツナミソウに良く似た水色の花が目に止まりました。何回も歩いているのに、初めてみたように思うのですが、調べたところ「オカタツナミソウ」のようです。

オカタツナミソウとタツナミソウの比較

 薬王院から鬼ヶ作林道出会いの区間も木々の葉が生茂り、緑の林の中を通るいつもの登山道になっていました。

 鬼ヶ作林道ではやはり「ツクバキンモンソウ」が気になります。たくさん見つかりましたが、花は終わったようです。昨年は4月下旬にたくさんの花が咲いていました。

ツクバキンモンソウ(5月19日)

 林道にはヒメジョオンがたくさん咲いていて、たくさんのハナアブやハナバチが訪れていました。

ヒメジョオンに群がるハナアブ
(シマハナアブ、アシブトハナアブ、ナミハナアブ)

 シマハナアブ、アシブトハナアブ、ナミハナアブなど様々な種類が群れていたので、もっと真剣に写真を撮るべきでした。ハナバチもいました。

 つくば高原キャンプ場から女体山に向けて登山しましたが、すれ違った登山者は数名程度で、意外に少ない感じがしました。

つくば高原キャンプ場から女体山頂上へ

 女体山頂上には相変わらず大勢の観光客がいました。汗だくだったので今回は、自然研究路の散策を諦め頂上の神社前から直ぐにキャンプ場に引き返しました。

 頂上付近には「ユキザサ」の花がたくさん咲いていました。

筑波山のユキザサ(5月19日)

 おかげで時間に余裕があったので、湯袋峠コースに向かい沢を下りました。

湯袋峠コース(キャンプ場から県道150号月岡真壁線へ

湯袋峠コース道沿いの小川

 道沿いに「ハナネコノメソウ」があるのかも知れないなどと期待しながら歩きましたが、既に時期が遅かったようで「ニホンカワトンボ」を数匹確認しただけでした。

縁紋が赤色の日本カワトンボ

 このコースはきれいな沢沿いを歩く遊歩道なのでとても好きなのですが、これまで歩いて見てほとんど利用者がいない感じです。一人よりも数人でワイワイ歩くようにした方が良いのかも知れません。

 今回も車が走っている県道の月岡真壁線に出たところで引き返しました。いつかは後1.1㎞向こうにある湯袋峠終点まで歩いて見たいと思っています。

 帰りの鬼ヶ作林道で、コミスジが足元にとまりました。

足元に止まったコミスジ

 いつもは、木々の枝まで高く飛ぶので写真が撮りにくいのですが、今回は靴でふみそうな砂利道に飛んできて、しばらく止まっていました。綺麗なコミスジでした。

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