7月10日に岩手から牛久市に戻りました。
牛久市は10日まで大分暑かったようですが、11日は雨模様で30℃以下の過ごしやすい一日だったので10時頃から「牛久自然観察の森」に出かけました。
牛久自然観察の森 |
自然観察の森のネイチャーセンターには「木育広場」があり、2歳の孫がお気に入りなので、孫と妻が木育広場で遊んでいる間、私は園外のビートルズトレイルを歩き、小野川まで往復しました。
河童の沼から園外に出て、道路を横切り小川の淵を小野川方面に歩いていると見慣れない奇妙な蛾が目に止まりました。
トビイロトラガ(Sarbanissa subflava) |
近づくと飛び立ち翅を広げて止まってくれました。後で調べたところ、幼虫がブドウやツタの葉を食べる害虫のトビイロトラガ(Sarbanissa subflava)のようです。
羽を広げたトビイロトラガ |
次に出会った蝶々はキタキチョウでした。綺麗なイヌゴマの花などの周りを数匹が飛び回っていました。
イヌゴマの花の蜜を吸うキタキチョウ |
小川から離れ林沿いを歩いているとイチモンジチョウが2匹飛んでいました。牛久沼周辺でもイチモンジチョウに会いましたが、食草はスイカズラやヤブウツギとのことで、今年は暑い日が多かったので、それらの生育が良かったのでしょうか。
イチモンジチョウ |
最近、林沿いを散策する際にはカメムシ目のハゴロ類の様子を観察していますが、今年初めてアオバハゴロモの成虫を見つけました。そろそろ、飛び出す時期のようです。
アオバハゴロモ |
木々に絡みつくカナムグラやイラクサなどを食草にするウラギンシジミも飛び回っていましたが、俊敏なのでなかなか良い写真が撮れません。草の中に隠れてしまいました。
ウラギンシジミ |
足元を見ると、ツバメシジミの雌がパタパタと飛んでいました。
ツバメシジミ(雌) |
草の上には、コチャバネセセリがいました。
コチャバネセセリ |
オオチャバネセセリも見つけました。セセリチョウ類は、近づいても飛び去ることは少ないので、至近距離から写真を撮ることが出来ます。
オオチャバネセセリ |
小野川から自然観察の森に戻る途中、アカボシゴマダラが2匹飛んでいるのを見つけました。茨城県では2011年にアカボシゴマダラが確認されたとのことで、エノキの葉を食草とするゴマダラチョウや、テングチョウ、オオムラサキなどと競合するため、侵入生物データベースに掲載されているようです。
アカボシゴマダラ |
1時間程度の散歩でしたが、たくさんの蝶々を眺めることができました。トンボもたくさんいました。
トレイル道路でランニングをされている方ともすれ違いました。
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