2025年9月30日火曜日

令和七年9月末の朝日峠展望公園と小町山

 9月29日(月)に土浦市小町の館から朝日峠展望公園を経由して小町山頂上までハイキングしました。

登山道にはホタルガがたくさん飛んでいました。目の前をヒラヒラと飛び顔に触れそうです。優雅な飛び方ですが、毒蛾として知られているので調べて見ると、幼虫の分泌液には毒があるそうですが、成虫の毛には毒がないとのことです。

ホタルガ(9月29日)

駐車場には10時頃に到着しましたが、涼しくなり少しずつ登山者も多くなっているようです。

朝日峠展望公園の登山口から「おかめ岩」まで登りましたが、登山道にはミズヒキの花がたくさん咲いていました。

小町の館から朝日峠展望公園へ(9月29日)

おかめ岩から「もみじ谷」まで歩きました。

おかめ岩からもみじ谷へ(9月29日)

もみじ谷の木道テラスの椅子に腰かけ少し休みました。モミジの葉が綺麗です。

もみじ谷の展望テラス(9月29日)

そこから「やすらぎの森」に向かい、道祖神の東屋の脇を通り、水源の森まで歩きました。東屋には登山グループがおられたので写真は撮りませんでした。

もみじ谷からやすらぎの森へ(9月29日)

途中の道にヒガンバナの花が咲いていました。今年の彼岸は9月20日~9月26日とのことですが、猛暑にも関わらず、その時期に合わせて咲いたようです。

やすらぎの森のヒガンバナ(9月29日)

キバナアキギリの花も見つけました。

キバナアキギリ(9月29日)

朝日峠展望公園付近は草刈りが行われたようで、すっかり綺麗になり、頂上にはたくさんの方々が休んでおられました。

朝日峠展望公園(9月29日)

そこからヒノキ林を通り、ハート石の分岐点から小町山頂上を目指して歩き始め、よろこぶ坂の急坂を登りました。 

朝日峠展望公園から小町山へ(9月29日)

小町山頂上にも数組の登山グループがおられました。筑波山や朝日峠展望公園頂上を眺めながら休憩しました。

小町山頂上(9月29日)

小町山頂上から展望岩まで下り三段岩や三角岩などの巨石群の広場から尾根コースを通り小町の館に戻りました。12時少し前です。一万歩ほどの短いハイキングでした。

小町山から尾根コースで下山(9月29日)

山野草の花が目につくようになりました。シダ類の葉の色は濃くなっています。故郷の岩手の山々では紅葉が始まったようです。

 

2025年9月24日水曜日

令和七年9月下旬の霞ヶ浦中岸リンリンロードのハイキング

 9月22日(月)は猛暑が和らぐとの予報でしたので、土浦駅から霞ヶ浦(西浦)中岸のリンリンロードをハイキングしました。中岸10km(土浦駅から8km)まで歩き、そこから引き返し茨城県霞ヶ浦環境科学センターに立ち寄りましたので、往復18km程でした。

土浦駅から霞ヶ浦中岸リンリンロードのハイキング

牛久駅8時54分発の電車に乗り土浦駅で降り、土浦港脇を通りリンリンポート土浦に向かいましたが、途中にあるJCOM野球場では高校野球の地区予選の試合が行われていました。

土浦港から霞ヶ浦中岸リンリンロードへ(9月22日)

霞ヶ浦の湖岸に出ると、薄曇りの中、リンリンロードを遠くまで見渡すことができ爽快でした。

霞ヶ浦中岸6km付近のリンリンロード

 左側には蓮田が広がり、右側の湖面越しには霞ヶ浦総合公園や予科練平和記念館などが見えます。景色を眺めながら中岸10kmの標識まで歩きました。土浦駅から8km程のところです。

霞ヶ浦中岸7kmから10km付近の様子

10km地点は戸崎地先(とざきちさき)と呼ばれている地域で、土浦駅付近からそこまで霞ヶ浦湖岸の再生事業が行われているようです。

霞ヶ浦中岸10kmの標識(9月22日)

そこから土浦駅方向に少し戻り、茨城県環境科学センターに向かいました。指示板には湖岸から1.2kmと記載されていました。

湖面沿いのリンリンロードから霞ヶ浦環境科学センターへ

霞ヶ浦環境科学センターには工事用の車が停まっていました。中を覗くと休館中とのことで、9月17日の落雷で全館停電になり復旧工事をしているようです。残念でした。

霞ヶ浦環境科学センター(9月22日)

環境科学センターから湖面沿いのリンリンロードに戻り、ひたすら土浦駅を目指し歩きましたが、蓮田の向こうに土浦市街や筑波山が見えました。

蓮田の向こうに見える土浦市街と筑波山

中岸7km付近からは湖面越しに土浦市街が綺麗に見えます。景勝地のようです。

霞ヶ浦中岸7km付近からの湖面越しの土浦市街

リンリンポート土浦には12時40分頃に着きました。霞ヶ浦環境科学センターが休館でしたので、予定よりかなり早く戻りました。

リンリンポート土浦(9月22日)

これまで暑い日が続いたので、霞ヶ浦のハイキングは控えていましたが、涼しい日を選び、また出かけます。


2025年9月23日火曜日

令和七年9月下旬の牛久沼のほとり

 9月21日(日)の午後に牛久沼まで散歩しました。

 牛久市田宮の薬師寺から城中・田宮線の歩道を歩き、国道6号牛久土浦バイパスの横の道を通り根古屋橋に出ました。

牛久市田宮から牛久土浦バイパス脇の道を通り牛久沼へ

 牛久土浦バイパス脇の農道の周りには葛やカナムグラが繁茂しています。葛は古来から葛布や葛粉の素材、漢方薬の葛根湯の原料等として利用されてきました。最近は、根茎や花に含まれるイソフラボンのプエラリン(puerarin)が大豆のダイゼイン等と同様に女性ホルモン作用を示す成分として注目され、さらにバイオマスアルコール原料としての研究なども行われているようです1)が、その利活用は多くないようです。

 葛は蔓性の植物で相手かまわず巻き付いていますが、よく見ると右巻きのようです。

葛の蔓は右巻き

 近くにあるヒルガオの蔓も右巻きで、フジの蔓は左巻きでした。

ヒルガオの蔓は右巻き、フジの蔓は左巻き

 蔓性植物の蔓の右巻き、左巻きの判定法は、歴史的経緯を経て様々論議があったようですが、最近は木原均先生が提唱した工業用ネジの右巻き、左巻きに準じて決定する方法が採用されているとのことです。

 右巻き、左巻きのどちらにもなり得るツルニンジン等の植物もあるようですが、基本的にはどちらか一方に決定されているようです。でもヤブガラシ等のマキヒゲは先端が支柱に絡まると、マキヒゲの中心を基軸としてその両側に左巻きと右巻き生じてがっしりと捕まる仕組みを持っているようです。

 根古屋橋から牛久沼の木道へと進みましたが、湖面にサップとウインドサーフィンを楽しむ姿がありました。15時過ぎでしたが、何となく秋の気配を感じました。

9月下旬の午後の牛久沼

 沼のほとりの林沿いにはヒメウラナミジャノメが飛んでいました。

牛久沼のほとりのヒメウラナミジャノメ

 田んぼのイネは刈り取られヒコバエの穂(再生イネ)が出ています。国立研究開発法人の「農研機構」では、再生二期作用品種として「にじのきらめき」を育種・開発し、輸出用米・飼料用米としての活用を期待しているとのことです2)

牛久沼のほとりの田んぼのヒコバエ(再生イネ)

 牛久沼のアヤメ苑には誰もいませんでした。昨日の猛暑から一転して涼しくなり、もうそろそろ秋かな~と思いました。

9月下旬の牛久アヤメ苑

 帰り道、林沿いの桑の枝にチュウゴクアミガサハゴロモの幼虫と成虫がいました。

牛久沼のほとりのチュウゴクアミガサハゴロモ

 今年二回目の羽化のようです。

増加するチュウゴクアミガサハゴロモ

 気候変動に合わせて、山野草や昆虫等の種類も変わっていくのでしょうか。

参考)

1)小川 喜八郎ら:公開特許公報(A_クズ属植物からのエタノール製造方法、2009

2)良食味多収水稲品種「にじのきらめき」を活用した再生二期作による画期的多収生産の実現、農研機構プレスリリース、202310月4日

 

2025年9月22日月曜日

令和七年9月下旬の牛久自然観察の森

 9月21日(日)は雨模様だったので牛久自然観察の森に出かけました。

足元を奇妙な虫が通り過ぎるので追いかけて写真を撮りました。尻尾の無い小さなニホントカゲでした。尻尾が切れたトカゲは初めて見ました。でも元気です。

尻尾の無いニホントカゲ(9月21日)

自然観察の森に9時15分頃に着きました。3歳の孫は木育体験コーナーがお気に入りなので、どんどん歩きます。数か月前は抱っこでした。

牛久自然観察の森のネーチャーセンターへ(9月21日)

三歳と零歳の孫二人は妻と一緒に木育体験で一時間遊ぶので、私はいつもの通り自然観察の森を見学しながら、ビートルズトレイルまで歩きました。

観察舎の手前の道でワレモコウの花を見つけました。

ネーチャーセンターから観察舎へ(9月21日)

天気が良かったので、ビートルズトレイルの道から見える田んぼの風景が綺麗でした。

自然観察の森からビートルズトレイルへ(9月21日)

つくば市の洞峰公園を源流とし、むかし舟が行き交っていたという小野川まで歩き、あたりを見渡しました。でも、野草の花や蝶々などの昆虫に出会えそうもないので、引き返しました。

ビートルズトレイル小野川周辺の様子(9月21日)

帰り道で、オニドコロの実やカラスウリの赤い果実の写真を撮りました。

オニドコロの実とカラスウリの果実(9月21日)

ビートルズトレイルからネーチャーセンターに戻ると、玄関前の道端をウラギンシジミが飛び回っていました。翅を開いてくれることを期待して追いかけましたがダメでした。

ウラギンシジミ

ムラサキシジミやジャコウアゲハも飛んでいましたが、近くに止まりません。

孫二人と再会して駐車場に戻る途中のバッタの原にツルボの花が綺麗に咲いていました。

牛久市自然観察の森のバッタの原のツルボの花

3歳の孫とヨーイドンで走りながら駐車場に向かいました


2025年9月18日木曜日

暑い日が続く九月の筑波山登山

 9月17日(水)も暑い日でしたが、筑波山に登りました。

筑波山麓神郡(かんごおり)駐車場に朝9時40分頃に到着し、筑波山神社まで「つくば道」を歩きました。

神郡駐車場からつくば道を通り筑波山神社へ

神郡駐車場は広いのですが3台の車しかありません。臼井地区を通り抜け六丁目の鳥居に着きましたが、鳥居前にある筑波山麓筑波駐車場には車が停まっていません。鳥居からの急坂を登り旧筑波山郵便局前を通り筑波山神社前に出ました。駐車場から神社までは30分ほどでしたが、汗だくでした。

神郡(かんごおり)駐車場から筑波山神社まで

筑波山神社でお参りをして、ケーブルカー駅まで登り、そこから御幸ヶ原コースに出て登山を開始しました。

筑波山神社から御幸ヶ原コースで登山(9月17日)

登山道は大きな木に覆われていて、木の根がたくさん出ています。

大きな木に覆われた御幸ヶ原コースの登山道

ヒカゲチョウが一羽飛んできて階段に止まりました。

御幸ヶ原コースのヒカゲチョウ(9月17日)

ところどころに休憩場所があるので、その都度椅子に座り休憩を取りました。

御幸ヶ原コース登山道の休憩所など

丁度中間付近の東屋の前方から子供達の声が聞こえてきました。保育園の年長さんのグループでしょうか、3人の先生と共に8人程の子供達が声を掛け合って登っていました。

石がゴロゴロある急坂を一生懸命登っていました。「引き返そうかな」と思う程疲れていましたが、子供たちが頑張っている姿を見ると元気が出ました。

御幸ヶ原の少し手前の急坂階段の脇にツクバトリカブトの花が咲いていました。トリカブトは良く知られているキンポウゲ科の強毒性野草ですが、毒成分はアコニチン系アルカロイドでナトリウムチャンネルを活性化する作用を持つようです。

御幸ヶ原の少し手前の登山道にあったツクバトリカブト

御幸ヶ原には12時10分頃に到着しましたが、歩いている方はほとんどおらず、昼食休憩のようです。

筑波山御幸ヶ原(9月17日)

私も御幸ヶ原で昼食休憩を取りましたが、かなり疲れたので女体山頂上には登らず、ケーブルカーで下山しました。

筑波山ケーブルカーの乗車券(9月17日)

ケーブルカー駅から筑波山神社に下り「つくば道」を歩いて神郡駐車場に戻りました。13時20分頃でした。牛久には15時前に戻る予定でしたので充分間に合います。

筑波山神社から「つくば道」を通り神郡駐車場へ

久しぶりの筑波山登山でしたが、結構疲れました。暑い日が続き、出歩く機会が少なくなったからなのでしょうか。


2025年9月14日日曜日

令和七年9月中旬の朝日峠展望公園と小町山登山

 9月11日(木)に、土浦市の小町の館駐車場に車を置き、朝日峠展望公園に登り、そこから小町山まで巡るコースを歩きました。

朝9時50分頃に駐車場に着きましたが、雨が降りそうな曇り空にも関わらず暑い日でしたので車が少ないようです。

小町の館から朝日峠展望公園頂上へ(9月11日)

登山口からおかめ岩に向かい、おかめ岩からもみじ谷に戻り、道祖神の東屋まで歩きました。もみじ谷のもみじの葉が綺麗でした。

もみじ谷から道祖神前の東屋まで(9月11日)

そこから水源の森を通り、朝日峠展望公園の頂上に着きました。

水源の森から朝日峠展望公園頂上へ(9月11日)

展望公園の周囲にはセンニンソウの花が綺麗に咲いていました。晩夏に花が咲くバラ科のワレモコウもたくさんありましたが、花は既に終わり茶色になっていました。

朝日峠展望公園のセンニンソウとワレモコウの花

頂上の東屋でしばらく休憩しました。

朝日峠展望公園頂上からの眺望(9月11日)

頂上から下る道端にツルボの花が咲いていました。草原で青い実を見つけたので写真を撮り後で調べたところ、アオツヅラフジの実のようです。おいしそうな実ですが、実を含め全草に、トリロビンやイソトリロビン、アグノフロリンなどのアルカロイドがあり有毒とのことです。

朝日峠展望公園のツルボの花とアオツヅラフジの実

展望公園の駐車場付近にある桜の木の葉が紅葉を前にしてほぼ全部散っていました。暑い日が続いたからなのでしょうか。

朝日峠展望公園駐車場付近の桜の木とその落ち葉

ヒノキチオールなどフィトンチッドの多いヒノキ林で深呼吸を何度も繰り返しながら歩き、ハート石の分岐点から小町山を目指して急坂を登りました。

展望公園からフィトンチッドのヒノキ林を通り小町山へ

「もぐもぐ処」に立ち寄り、小町山頂上でしばらく休憩し、天の川沢コースで下山しました。

もぐもぐ処から小町山頂上へ(9月11日)

登山道にはヤブランの花がたくさん咲いていました。アキカラマツの花もありました。

登山道のアキカラマツとヤブラン(9月11日)

草原ではバッタがたくさん飛び回っていますが、いつもより蝶々が少ないように感じています。