2017年7月25日火曜日

大雨でしたが、ジャガイモ畑にいってきました

 秋田では大雨の被害がひどいようです。岩手のジャガイモ畑もグチャグチャになっていましたが、雨は止んでいました。でもやっぱり、畑の方はニジュウヤホシテントウに完全に支配されてしまいました。無農薬で、月に1~2回程度畑に出かけて管理する方式でしたので、「テデトール」が間に合わず、テントウムシダマシの繁殖力・食欲にはとても太刀打ちできませんでした。この畑では、他の昆虫を見つけるのも無理でしたが、それなりにジャガイモの収穫はあるものと、実はまだまだ期待しています。

 畑での作業はほどほどにして、住居の近くで昆虫を探したところ、シジミチョウ(ベニシジミ)やセセリチョウ(チャバネセセリ)、アツバ蛾(ウスグロアツバ)を見つけました。これまで昆虫をじっと見ることはあまりありませんでしたので、いずれも初めて見たように思いました。相変わらず、なかなかカメラの焦点が合いませんでした。


ゴマダラカミキリとヨツスジハナカミキリにも出合いました。ヨツスジハナカミキリはアジサイの花に止まっていました。ゴマダラカミキリは、クワやリンゴ、ナシ、ヤナギ、ミカンなどに寄生し、穴をあけ卵を産み付け、やがて枯死させてしまうほどの被害をもたらすので、かわいそうですが捕殺しました。一方、ヨツスジハナカミキリは、成虫の間はウツギやクリ、ムラサキシキブ、アジサイなどの花の蜜を吸う生活をするようですが、スギやヒノキ、マツなどの樹木に産卵し、幼虫がそれらの樹木に被害を与えるそうなので、やっぱり害虫ということになります。


 カミキリムシの害として最も有名な例は「マツ枯れ」ですが、これはカミキリムシに寄生したマツノザイセンチュウがもたらす被害であることが分かっています。カミキリムシの中でもマツノマダラカミキリにこのマツノザイセンチュウが寄生し、マツノマダラカミキリがこの線虫をマツに運び感染が成立する訳です。2015年に「松枯れ」は岩手県北部まで達しているとのことですので、ジャガイモ畑周辺の松も危険にさらされ始めていることになります。昆虫と仲良くなりつつある状況でしたが、カミキリムシに出会い複雑な気分です。


 今回もブルーベリーを収穫し、ついでに親戚の家にも行ってみましたが、ユリとアジサイが奇麗に咲いていました。特に、ユリ1本に50個程度の花がついているのを見て驚きました。きちんと管理すると、作物も花もそれに応えてくれるようです。

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