2018年6月13日水曜日

雑木林の山野草と七時雨山麓散歩


豆畑での作業を終え、時間があったので近くの雑木林へ山野草を見に出かけました。マイヅルソウの花の写真は以前に掲載しましたが、今回はサイハイランを見つけました。花は終わりの頃のようで葉も元気がありませんでしたが、初めて観察しました。


前回紹介したニリンソウの花はもう散っていましたが、代わりにハモグリバエが食べ回ったニリンソウの葉が見つかりました。表皮を残して葉肉を食べた後がくっきりと残っていました。また、まだ花は咲いていませんがイカリソウがあちこちに芽を出し大小のハート形の葉が目立っていました。



センリヨウ科に属するフタリシズカ(二人静)の花も地味ですが2本咲いていました。静御前とその亡霊の舞の姿に例えフタリシズカと命名されたようですが、花は2本だけでなく3本から4本も咲くようです。残念ながら、同じセンリョウ科のヒトリシズカは見つかりませんでした。私は、フタリシズカよりヒトリシズカの方に風情を感じます。


さらに歩くとホタルカズラが咲いていました。以前は、群落を形成していたとのことですが、結構頻繁に下草刈りを行っているので少なくなっているようです。ホタルカズラは、日本の多くの都道府県のレッドリストに掲載されているとのことですので、この雑木林でも保護するように進言したいと思っています。


岩手県で最も有名な山は岩手山(2,038m)ですが、その他に日本百名山の八幡平(1,614m)や早池峰山(1,917m)、さらに登山し易いことから新日本百名山に選定された七時雨山(ななしぐれやま:1063m)、さらに名前がユニークで石川啄木が慕い有名になった姫神山(1123.8m)などがあります。私は、これらの山に登った経験はありますが、最近は登山が楽な八幡平や七時雨山に時々出かける程度です。

今回は、登山はできませんでしたが9日に七時雨山の山麓に出かけました。朝方は晴天だったので地面がかなり暖かくなったところで、昼ごろ急激に曇り温度が低下したため、山麓の畑から煙のように湯気が湧き上がっていました。かなり幻想的な雰囲気でした。



一方、七時雨山を通過する道路脇にはタニウツギがたくさんあり、ピンク色の花が道を飾っていました。この時期は山ツツジも咲き、また山菜も多いので山麓の小さな駐車場は車で賑わっていました。

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