6月25日に朝日峠を経由して小町山に登りました。
小町の館から朝日峠へ |
快晴で、9時30分頃の登山口の気温は既に約30℃でした。駐車場はいつもより空いていました。
木道桟橋のある「もみじ谷」に向かう途中でホタルガを見つけました。下山途中にも一羽飛んでいました。木々に覆われ日陰になっている山道を横切り、ヒラリヒラリと飛んでいきました。
朝日峠展望台への登山道路とホタルガ |
もみじ谷はすっかり青葉に囲まれていて、木漏れ日が光る木道に登山靴の音が響きました。
朝日峠展望台登山道路のもみじ谷 |
水源の森も涼しい雰囲気でした。
水源の森 |
朝日峠の展望台に登る前に周囲を探索したところ、あちこちでスジグロシロチョウが飛んでいるのを目撃しました。
スジグロシロチョウ |
また、見たことのない赤みがかったシジミチョウがいたので写真を撮り、あとで調べたところアカシジミであることが分かりました。アカシジミ成虫はクリの花蜜を好み、幼虫はクヌギやコナラなどブナ科の樹木を食草とし、雑木林を生活圏にしているとのことです。類似種はムモンアカシジミで、蟻との共生関係があるとのことで、興味を持ちました。
アカシジミ |
日陰の草の葉に一羽の蛾が白黒の翅を広げて止まっていました。当初ウメエダシャク蛾としましたが、図鑑等で検索比較したところヒロオビトンボエダシャクのようです(茨城の昆虫生態図鑑参照)。類似種のトンボエダシャクより翅の白帯部分が広いとのことです。暑いためなのか近くによっても逃げませんでした。
ヒロオビトンボエダシャク |
朝日峠展望台には数名の先客がおられました。日差しはきつかったのですが、適度の風があり爽やかでした。
朝日峠から杉並木を通り「ハート石」の分岐点から小町山に登りました。もぐもぐ処には人影はありませんでしたが、頂上には2グループが休んでおられました。
もぐもぐ処と小町山頂上からの展望 |
頂上のパラグライダー飛行場の草原では、ツマグロヒョウモンの雄と雌がスミレの群落の上をぐるぐる飛び回っていました。黒い翅のメスはスミレの葉に良く止まっていましたので、産卵したのでしょうか。
小町山頂上のツマグロヒョウモン |
頂上で少し休み、天の川コースで小町の館駐車場まで下山しました。
三段岩などのある休憩場所で数組が休憩しておられました。
天の川コースの様子 |
かなり暑い日でしたが、土曜日でしたので子供連れの家族や10人以上の団体なども登山・ハイキングを楽しんでおられました。
11時30分に駐車場に到着できました。