2023年9月29日金曜日

九月下旬の八幡平の八幡沼や茶臼岳への登山

   9月24日(日)に八幡平の八幡沼や茶臼岳に行ってきました。

早朝の「手抜き菜園」の草刈り後、八幡平頂上駐車場に10時40分頃に到着しましたが、晴天の日曜日でしたのでたくさんの車がありました。

八幡平頂上駐車場

駐車場から八幡沼の展望台まで登ると、八幡沼が青く輝いていました。陵雲荘の側の休憩所にはたくさんの方が景色を眺め休んでおられました。

八幡平の八幡沼(9月24日)

その後、八幡沼から源太森を通り黒谷地まで下りましたが、遊歩道をとりまく草原の草は枯れ始め、そろそろ草紅葉が始まることでしょう。  

八幡沼から黒谷地まで

黒谷地の展望台・休憩所でも数グループが休憩されていました。

八幡平の黒谷地(9月24日)

しばらく休憩し、黒谷地から茶臼岳頂上を目指しましたが、茶臼岳から降りてくる登山者も結構おられ、石がゴロゴロ転がった足場の悪い登山道ですが、利用者は多いようです。

アスピーテライン道路沿いには茶臼岳駐車場があり、そこから茶臼山荘まで登る登山道とその案内板が設置されていますが、満車のようでしたので、両コースから登った登山者で、茶臼山荘と茶臼岳頂上は賑わっていました。

黒谷地から茶臼岳頂上へ

茶臼岳頂上から岩手山がクッキリと見えました。

茶臼岳から岩手山方面の眺望(9月24日)

秋田県の乳頭山や東北で最も標高の高い山形県の鳥海山もハッキリ見え感激しました。

茶臼岳頂上から見えた乳頭山、鳥海山(9月24日)

頂上には数組の登山グループがおられました。昼食を摂り1230分頃に頂上を後にして黒谷地に下山しました。

登山道の脇にはエゾオヤマリンドウが咲いていました。枯れた花もありましたが、岩陰の花はまだ青々としていました。

エゾオヤマリンドウ

黒谷地から源太森脇を通り八幡沼の裏側を周り駐車場まで戻りました。

駐車場に戻る途中の休憩所から、7月23日に2人の孫とともに登った畚岳が綺麗に見えました。

八幡平の畚岳(9月24日)

14時少し前に駐車場に戻れたので、御在所湿原を周って帰宅することにしました。

2023年9月28日木曜日

九月下旬、快晴に恵まれた姫神山登山

  9月23日(土)に姫神山に登りました。

当日は快晴で朝から姫神山を始め、岩手山や八幡平山、七時雨山など四方の山々がクッキリと見えたので、先ずは姫神山に行くことにしました。

早朝の草刈り作業を終え、姫神山の一本杉登山口の駐車場へ1030分頃に到着しましたが、駐車場には既に数十台の車が駐車していました。

一本杉登山道を登る方々が多そうだったので、駐車場から林道を歩いてコワ坂登山口まで行き、そこから頂上を目指すことにしました。

コワ坂登山口には人影が無く、頂上までに5~6組の下山グループとすれ違う程度でした。

コワ坂駐車場からの姫神山登山(9月23日)

登山道沿いの野草の花はほぼ終わりを迎えていましたが、遅れて咲いたと思われるノコンギクやモリアザミなどの花が目に止まりました。

ノコンギク     モリアザミ 

快晴でしたので、頂上から岩手山が綺麗に見えました。

姫神山からの岩手山方面の眺望(9月23日)

南側の姫神ウインドパークも良く見えました。

姫神ウインドパーク方面(南側)の眺望

頂上は岩場ですが、あちこちの岩に10組程度の登山グループが座り休憩しておられました。

岩陰にウメバチソウの花がたくさん咲いていました。丁度見ごろのようでした。

姫神山頂上のウメバチソウ

ミヤマウスユキソウやヤマハハコの花もあちこちにありましたが、既に満開を過ぎている様子でした。

ミヤマウスユキソウ    ヤマハハコ  

帰りは一本杉登山道で下山しました。

姫神山の一本杉登山口(9月23日)

12時半頃の下山でしたが、登りのグループも結構おられました。

最近は、帰省の度に姫神山に登っていますが、今までで最も人出が多かったように感じました。

紅葉は10月半ばでしょうか。その頃にまた登ってみたいと思っています。

帰りの国道4号線でお祭りの山車に出会いました。

岩手町川口地区の秋祭り(9月22~24日)

岩手町川口地区の秋祭り(9月22日~24日)だったようです。山車が3台練り歩き大名行列もあるとのことで、新型コロナ後に町の賑わいが戻っているようで嬉しく思いました。

2023年9月27日水曜日

九月末の安比高原「ブナの駅」と安代町「不動の滝」

   9月21日(木)から岩手の「手抜き菜園」に行ってきました。今年も畑仕事の日数が少なかったので耕作や作物の播種がほとんど出来ませんでした。

望みの綱は草を乗り越えて育つカボチャで、7月中旬の訪問の際に種まきをしましたが、遅い種まきにも関わらす元気に育っていましたので、収穫を期待しています。

今回は、畑などの草刈りを行い25日(月)に牛久に戻りました。

草刈りは朝夕2時間程度にしていますので、残りの時間は天気が良かったのでハイキングや登山などに充てることが出来ました。

9月22日には安比高原の「ブナの駅」と八幡平市安代町の「不動の滝」に行ってきました。

ブナの駅は安比高原の「中の牧場」に設置されていますが、駐車場から安比スキー場のある前森山などが綺麗に見えます。

安比高原ブナの駅

中の牧場から奥の牧場に向けて歩きました。草花の花はほぼ終わり、蝶々などはほとんど見つかりませんでしたが、運よくキタキチョウがわずかに残ったアザミの花に止まってくれました。

中の牧場の遊歩道とキタキチョウ

ブナの林は風もなく静寂に包まれていました。

ブナの林の遊歩道(9月22日)

ブナの林を抜け、林道を通って「奥の牧場」まで歩きました。

ブナの林から林道を通り奥の牧場へ

奥の牧場にはたくさんの小さな沼がありますが、沼の周囲はススキが目立ち、遅咲きのリンドウやツリガネニンジン、アザミなどの花がポツリポツリと咲き、紅葉はまだのようですが秋の気配がしました。

奥の牧場(9月22日)

奥の牧場から林道を通りブナの駅にある中の牧場に戻りましたが、途中「ハートの小路」を通りました。ブナの大木を一周しました。

ハートの小路を通りブナの駅へ

その後、まだ時間があったので日本の滝百選に選定されている「不動の滝」に行きました。

不動の滝前の神社

水量が多く、高さ15mの不動の滝からしぶきが上がっていました。

八幡平市安代町「不動の滝」(9月22日)

不動の滝の周囲には、珍しい山野草があるので遊歩道を歩きながら探し回りましたが、今回はセリ科の花のような花枝に大きな瘤がついている野草を見つけました。

瘤のついた花

葉は対生のようですがネット等では類似の山野草は見つかりませんでした。

 何故瘤のようなものが花と一緒についているのか不思議です。

2023年9月20日水曜日

九月中旬の朝日峠展望公園から雪入山へのハイキング

  9月17日()に土浦市の小町の館に駐車し、朝日峠から剣ヶ峰頂上を通り雪入山まで往復しました。駐車場には9時半頃に着きました。

 駐車場から「おかめ岩」まで歩き、そこから木道のある「もみじ谷」を経て「道祖伸」前の東屋を通り朝日峠展望公園頂上まで登りました。

小町の館から朝日峠展望公園へ

 途中で「アオバハゴロモ」が連なって止まっている藤蔓を見つけました。

藤の蔓に止まっているアオバハゴロモ

 もみじ谷付近では何度か眼の前を「ホタルガ」がヒラヒラと飛んで行きました。

アオキの葉に止まっている2匹のホタルガ

 朝日峠展望公園は薄曇りでしたが、パラグライダー飛行の準備が行われていました。

朝日峠展望公園(9月17日)

 朝日峠展望公園から表筑波スカイライン道路に出て少し歩き、ハングライダー飛行場の駐車場の反対側にある剣ヶ峰に向かう林道に入り剣ヶ峰まで歩きました。

ハングライダー飛行場から剣ヶ峰広場へ

剣ヶ峰広場(9月17日)

 剣ヶ峰から雪入山まで千代田アルプス稜線を歩きましたが、昼までに牛久の自宅に戻る予定でしたので、11時少し前に雪入山頂上から元来た道を引き返しました。今回は、浅間山までは行けませんでした。

雪入山頂上(9月17日)

 まだまだ暑さが厳しく予報では、最高気温が34℃とのことでしたが、そろそろススキの穂が目立つようになり、センニンソウの花も満開を迎えているようでした。

道路沿いのセンニンソウ、ススキ、オヒシバ

 登山道の脇には様々なキノコ類が出始めていますが、今回はタマゴタケを見つけました。

タマゴタケ(9月17日)

 タマゴタケは成長すると傘が開くようですが、9月10日に笠間アルプスを歩いた際に撮った赤いキノコがタマゴタケだったようです。

タマゴタケ(9月10日:笠間アルプス)

 各地で7月末から真夏日が続き、記録を更新し続けているようです。でも、日差しが少し和らぎ、風も爽やかになる等、秋の気配を感じるようになりました。異常気象が続く中でも季節は巡っていきます。

 今日920日のNHK朝ドラは、万太郎が関東大震災の中、家族とともに植物標本を運び出す姿を放映していました。2011年の3月11日仙台市で実体験した東北大震災を思い出しました。

2023年9月16日土曜日

九月の牛久沼散歩

   9月14日(木)の午後に牛久城跡を通り牛久沼まで散歩しました。

牛久城跡公園(9月14日)

牛久沼の湖面がキラキラ光っていました。

牛久沼(9月14日)

沼岸にはアメリカミズキンバイの花がたくさん咲いていました。

アメリカミズキンバイ

暦の上ではもう秋ですが、まだまだ暑いので沼の周りに人影はありませんでした。

週に一度ぐらの頻度で牛久沼まで散歩していますが、9月2日の散歩の際には沼のほとりでヒメアカタテハやキタキチョウが飛んでいたので、これから蝶々など様々な昆虫に出会えるのかな~と期待していましたが、今回はほとんど見つけられませんでした。

ヒメアカタテハ    キタキチョウ

牛久沼に行くたびにハゴロモ類も探すのですが、見つかるのはアオバハゴロモだけで、今年はベッコウハゴロモやアミガサハゴロモ、スケバハゴロモなどには会っていません。

アオバハゴロモ

夏から秋にかけて、牛久沼周辺ではヤブガラシやカナムグラの他にクズ、カラスウリ、ヘクソカズラなど蔓性の野草が繁茂しているのを良く見かけます。

岩手の「手抜き菜園」では、ヤエムグラやヒルガオなどが草の表面を覆っているのでその蔓が草刈り機に巻き付き、いつも苦労しています。

迷惑な蔓性野草ですが、今回の散歩で目についたカラスウリの果実やクズの花、ヘクソカズラの花などは足を止めて眺めてしまいます。

カラスウリの果実

 クズの花    ヘクソカズラ

この他イネ科の野草はいつでも準備万端で、春から秋まで絶えることなく生えて来るように感じます。

牛久沼周辺でもイネ科のメヒシバ属のメヒシバやスズメガヤ属のカゼクサが目に止まります。メヒシバと相対するような名称のオヒシバ属のオヒシバもところどころに生えていました。

岩手の「手抜き菜園」ではイネ科野草の根絶を目指し、その根まで刈り取ろうとしたこともありましたが、田畑の土手などはイネ科の芝類がその崩壊を防ぐことが分かり、今は髪の毛をバリカンで刈る様な草刈りも行っています。

メヒシバ    オヒシバ   カゼクサ

「名もない草」は新種で、目に止まるほとんどの野草は固有名詞を持っている訳ですが、散歩しながら目の前に生えているたくさんの野草を見て、名前が直に出て来るものは僅かで、名前を思い出せなくなったものが多くなってきました。

NHKの朝ドラを良く見ていますが、94歳まで植物採集に専念できた牧野富太郎博士はすごいと思います。


2023年9月12日火曜日

笠間・吾国愛宕ハイキングコース(笠間アルプス)の縦走

    9月10日(日)笠間・吾国愛宕県立自然公園ハイキングコースに行ってきました。

水戸線の福原駅で電車から降り、吾国山(518m)から難台山(553mを経て愛宕神社でお参りをし、無事に常磐線の岩間駅に到着しました。台風一過の暑い日で、8日に大雨が降ったので山道が滑りやすいこともあり、かなり疲れました。

牛久駅657分発の電車に乗り、友部駅で水戸線に乗り換え、福原駅には810分に到着しました。駅前には笠間・吾国愛宕ハイキングコースの案内板があり、駅から吾国山へのハイキングルートが分かりやすく表示されていました。

JR水戸線福原駅とハイキングルート掲示板

福原駅は岩間駅から始まるハイキングコースの終点で、駅前に25番の標識が設置されていましたが、今回は逆回りのコースで出発点の岩間駅を目指しました。

福原駅のハイキングコースの標識

福原駅から吾国山の登山口(14番標識)までは40分程かかりましたが、曲がり角など要所要所に標識や掲示版があったので、迷うことはありませんでしたが、21番標識から北関東高速道路の下をくぐり、17番標識の吾国山神社の鳥居までのコースが少し複雑でした。

北関東自動車道路下の標識と吾国山神社鳥居・17番標識

登山口からヒノキ林に囲まれた登山道を10分程登り、舗装された林道を横切りさらに25分程登るとカタクリ群生地に到着しました。

吾国山登山口と登山道の様子

カタクリ群生地の稜線広場には「我国人徳社」の開言師本橋宗八の塋域(墓)があり、そこから5分程登ったところが吾国山頂上で、頂上には吾国山神社がありました。頂上からの眺めは綺麗でした。頂上には11番の標識がありました。

吾国山付近の塋域や頂上の吾国山神社と眺望

お宮の前で、3人の20歳代と思しきトレイルランナーが英語で談笑しながら汗を拭き休憩されていました。

神社は整地された小高い場所にあることから、蝶々が飛び回っていました。ナミアゲハやコミスジの他に、一瞬ですがカラスアゲハも見かけましたが、近くに止まってくれたのは縄張り争いをしているツマグロヒョウモンの雄達だけでした。

吾国山頂上のツマグロヒョウモン(雄)

吾国山頂上から下り始めると間もなく迂回路があり、本道に戻ると迂回路指示板にスズメバチ注意と記されていました。さらに下り、舗装された林道を横切り進んでいくとキャンプ場に出ました。

キャンプ場では番犬が吠えていて近くまで走って来ました。少し怖かったのですが無視して、舗装された林道を歩き無事に10番目標識のある「道祖神峠」に到着しました。

キャンプ場から道祖伸峠まで

道祖神峠から難台山を目指して歩きましたが、結構アップダウンのある長い登山道で、途中にスズラン群生地に向かう登山道がありました。暑いので汗がドンドン出てかなり疲れましたが、難台山頂上(8番標識)には1110分頃到着しました。

道祖伸峠から難台山頂上まで

難台山頂上に向かう登山道にホトトギスの花が咲いていました。ヤマジノホトトギスでしょうか、ヤマジノホトトギスの茎は毛深いそうですが確認していません。

ホトトギス類(ヤマジノホトトギス?)

難台山頂上から下り始めるとまもなく屏風岩に到着しました。大きな切り立った岩でした。その大きさに驚きました。その後、獅子ヶ鼻や団子石を見学し団子石峠に到着しました。

屏風岩、獅子ヶ鼻、団子石、団子石峠の様子

団子石峠から30分ほど登ると南山展望台がありました。展望台の椅子には登山者グループが休んでおられました。南山頂上から20分程で1番標識の吾国愛宕ハイキングコース入り口に出ましたが、案内板で紹介されていたクモガタヒョウモンには出会うことが出来ませんでした。

南山頂上と頂上付近の様子

ハイキングコース入り口から乗越峠を横切り愛宕神社方面に向かうと、神社前に「愛宕天狗の森大駐車場」がありました。そこから、愛宕神社まで階段を登り参拝し、掲示板を見ながら岩間駅まで歩きました。

ハイキングコース入り口から愛宕神社を経て岩間駅へ

岩間駅が出発点ですので、岩間駅が1番標識なのだろうと福原駅の25番標識を見た際に思いましたが、愛宕神社付近から難台山への登山口が1番標識になっていました。駐車料金が無料の「愛宕天狗の森駐車場」や「乗越峠駐車場」があるので、近隣の方々はそこから1番標識の難台山登山口を通り難台山方面へのハイキングを楽しんでいるように思われます。

福原駅から岩間駅まで17.1kmとのことですが、810分から14時頃まで無事に歩くことが出来ました。今回出会った登山グループは10組程度でしたが、紅葉の時期には混雑するのでしょう。

紅葉の時期にまた歩きたいと思っています。