2024年10月27日日曜日

令和六年10月下旬の霞ヶ浦の西浦中岸のハイキング

  10月25日(金)に霞ヶ浦西浦中岸のリンリンロードをハイキングしました。

土浦駅着927分の電車から降り、リンリンポート土浦を通り過ぎ、霞ヶ浦浄化センター脇の道路から境川の橋を渡って霞ヶ浦の西浦湖岸に出ました。

土浦港から境川沿いのリンリンロードへ

土浦駅付近から高浜駅付近までの37.5㎞を西浦中岸と呼んでいるようです。中岸のリンリンロードには土浦駅付近の始発点からの距離案内版が0.5㎞おきに建てられているので、どの程度歩いたのかが良く分かります。

境川の橋から西浦中岸7km付近まで

今回は、土浦駅から1時間半ほど歩いて戻る予定でしたが、西浦中岸10㎞を少し過ぎたところで予定の時刻になり引き返しました。

西浦中岸10㎞までのリンリンロードからの眺望

西浦中岸8km付近に霞ヶ浦環境科学センターの案内板がありました。

土浦駅に戻る途中の西浦西岸7km付近から、土浦市街や筑波山などが湖面越しにきれいに見えました。

霞ヶ浦西浦中岸7km付近からの眺望(10月25日)

土浦リンリンポートに1230分頃に戻ることができました。

土浦リンリンポート

西浦中岸付近はレンコン田(蓮田)に囲まれています。所々でレンコンの収穫が行われていて、12月が最盛期とのことです。

霞ヶ浦西浦中岸周辺の蓮田(10月25日)

蓮田にはアオサギやコサギ、ゴイサギなどがいました。

レンコン田のアオサギ

霞ヶ浦の湖面に盛られた石の上にもコサギやゴイサギが並んで休んでいました。

霞ヶ浦西浦湖面の石に止まるコサギとゴイサギ

マガモもいました。霞ヶ浦周辺に渡ってくるマガモは5万羽を超えるそうです。

霞ヶ浦西浦のマガモ(10月25日)

留鳥のカルガモやカワウ、オオバン、カイツブリなどもいました。

霞ヶ浦西浦のカルガモとカワウ
オオバン  カイツブリ

これから様々な渡り鳥がやってくるので、霞ヶ浦も賑やかになります。

2024年10月22日火曜日

10月下旬の牛久沼への散歩

   10月21日(月)は比較的天気が良かったので、牛久沼まで散歩しました。

牛久土浦バイパスを通り牛久沼の木道まで歩きました。まだ暑い日もありますが、あちこちにセイタカアワダチソウの花が咲き、すっかり秋の景色になってきました。

牛久駅方面から牛久土浦バイパスを通り牛久沼へ

道端にはコセンダングサの花もたくさん咲き、キタテハが飛び回っています。

コセンダングサの花の蜜を吸うキタテハ

今年はベニシジミがいつもより少ない感じですが、ヨモギの葉に2匹止まっていました。

ヨモギの葉に止まる夏型のベニシジミ

牛久沼の湖面に2個の大きな白い球体が浮かんでいました。何に利用するのでしょうか。

大きな白い球体のある牛久沼(10月21日)

三日月橋生涯学習センターの横を通り三日月橋を渡り、桜並木散策コースに向かいました。

セイタカアワダチソウと三日月橋生涯学習センター

桜並木散策コースから筑波山が見えます。

桜並木散策コース(10月21日)

林沿いの道にシロダモの実が赤く熟していました。

林沿いの道にあったシロダモの果実

クコの花にコヒラタアブが止まっていました。

枸杞の花と果実(10月21日)

クコの果実はクコシ(枸杞子)、根皮はジコッピ(地骨皮)、葉はクコヨウ(枸杞葉)と呼ばれ、生薬になるとのことです。果実にはゼアキサンチンやベタインが含有され、葉にはルチンが多いそうです1)

稲荷川の橋の下に2羽のコブハクチョウがいました。いつも橋付近にるのを見かけます。

稲荷川のコブハクチョウ(10月21日)

稲荷川沿いの歩道を歩き、三日月橋生涯学習センター付近を通るとウラギンシジミが飛び回っていました。雄と雌を確認することができました。今年はウラギンシジミの幼虫の食草である葛があちこちで勢いよく伸びていたので、いつもより頻繁にウラギンシジミと出会うようになりました。でも、ムラサキシジミに会う機会が少なくなっています。

ウラギンシジミの雄と雌(10月21日)

三日月橋生涯学習センターからアヤメ苑の側を通り、小川 芋銭の「河童の碑」で少し休憩して自宅まで戻りました。

参考)

1)白瀧 義明:野山の花 身近な山野草の食効・薬効、New Food Industry, 60(9)、53-542018


2024年10月18日金曜日

令和六年10月の朝日峠展望公園と小町山ハイキング

   10月17日(木)に土浦市の小町の館に車を置き、朝日峠展望公園から小町山までハイキングしました。

土浦市小町の館から朝日峠展望公園登山口へ

小町の館の側を流れる小川にはミゾソバの花が咲き、数十匹のキタテハが飛び回っていました。

ミゾソバの花の蜜を吸うキタテハ(10月17日)

登山口付近では一匹のアサギマダラがキバナコスモスの花に止まっていました。

アサギマダラ(10月17日)

登山口からおかめ岩まで歩き、もみじ谷に向かいました。

登山口からおかめ岩まで

十月半ばですが、モミジの葉はまだ青々としています。

もみじ谷から道祖伸前の東屋へ

道祖伸前の東屋から水源の森を通り、朝日峠展望公園に着きました。

道祖伸の東屋から水源の森を通り朝日峠展望公園へ

展望公園の周囲にはノコンギクやクサギの花が咲き、オニドコロやスズメウリの実があちこちにありました。

展望公園ふもとのノコンギクやクサギの花
オニドコロやスズメウリの実

展望公園頂上に10時半頃に到着しました。薄曇りの天気でしたが、見晴らしは良くしばらく休憩しました。数組のグループが登ってきました。

朝日峠展望公園頂上(10月17日)

その後、ヒノキ林の中を通り、よろこぶ坂を登り小町山頂上を目指しました。

朝日峠展望公園から小町山頂上へ

小町山頂上のパラグライダー飛行場にはツマグロヒョウモンが数羽飛び回っていましたが、近くに止まってくれません。

小町山頂上のパラグライダー飛行場

もぐもぐ処や頂上に数組の登山者がおられました。

少し休憩して、天の川コースで下山しました。

小町山頂上から小町の館へ

小町の館に近づくと小川沿いにはまだたくさんのキタテハが飛び回っていて、ミゾソバの花からコセンダングサの花の方に移動していました。

センダングサの花の蜜を吸うキタテハ

キタテハの幼虫は強靭な蔓性雑草のカナムグラを食草としているようです。カナムグラは近くにありませんが、どこかにひっそりと生えているのでしょう。

2024年10月15日火曜日

牛久自然観察の森とウラギンシジミ

   10月13日(日)、2歳の孫達と共に4人で牛久自然観察の森に行ってきました。朝早くからたくさんの方が来ていました。

牛久自然観察の森(10月13日)

  園内のネーチャーセンター内にある「木育ひろば」で孫が1時間程遊んでいる間に園内外を観察しました。

ネイチャーセンターから観察舎まで

  観察舎の前の庭にウマノスズクサが生えていて、ジャコウアゲハの幼虫がいました。ジャコウアゲハの雄は名前の通り香がするそうで、でもその成分は麝香(ジャコウ)の香気成分とは異なり、ヒアシンスの花の匂いの主成分と同じでフェニルアセトアルデヒドとのことです。

ウマノスズクサを食べるジャコウアゲハの幼虫

  

麝香(ジャコウ)とジャコウアゲハの香気成分

 園内からビートルズトレイルを通り小野川までいってきました。

牛久自然観察の森からビートルズトレイルへ

小野川の風景(10月13日)

  小野川に向かう途中の小川の淵にたくさんのシロノセンダングサの花が咲いていました。

シロノセンダングサ

  コセンダングサの花も道の周りに咲いていて、セセリチョウがたくさん飛び回っていました。

コセンダングサの花の蜜を吸うイチモンジセセリ

 キタテハも2匹見かけました。

キタテハ

 1時間程歩き回りネーチャーセンターに戻ると、センター入口の道路にウラギンシジミが一匹止まっていました。

ウラギンシジミ

 近づいて写真を撮っていたところ、写真機を持っている私の手にウラギンシジミが止まりました。

手の汗を吸うウラギンシジミ

 暖かい日でしたので、散歩中に手に汗をかいていたようです。汗の臭いにつられて手に止まり、私の汗をなめていました。すこしくすぐったいような感じでしたが、痛くはありませんでした。

 以前、サトキマダラヒカゲがズボンに止まったことはありましたが、肌に直接止まったのは、このウラギンシジミが初めてです。

 今年は、ウラギンシジミを良く見かけるな~と思っていましたが、このような形でまた会えるとは思っていませんでした。

2024年10月14日月曜日

令和六年10月の姫神山登山

    10月9日、手抜き菜園などの草刈り後に姫神山に登りました。10日には朝早くバスに乗り、JR平舘駅から花輪線で盛岡駅に行き茨城県の牛久に戻ります。

どんよりした曇り空でしたが雨は降らないとの予報でした。 

姫神山の一本杉駐車場に11時半頃に着きましたが、たくさんの車が駐車していました。

トイレ改修工事が行われていたので、少しまわり道をして草原を歩き、階段が続く五合目まで登りました。

姫神山一本杉登山口から合目まで(10月9日)
 登山口前の草原にはリンドウの花があちこちに咲いていました。昨日の八幡平茶臼岳登山道のリンドウと花の印象が違うように感じます。

姫神山登山口のリンドウ(10月9日)

八幡平市の安代地区は、園芸種のリンドウの生産量が1985年に日本一になり、平成7年に花き開発研究センターを設立してオリジナルのリンドウ開発も行っているとのことです。この地域は日本のリンドウの里と言ってもいいように思います。

ウメバチソウの花もたくさん咲いていました。ネットの写真等を見ると、やはりエコタイプがたくさんあるように感じます。

姫神山のウメバチソウ810月9日)

五合目を過ぎ六合目あたりから急こう配になり、階段が設置されています。

姫神山五合目から八合目まで(10月9日)

八合目からは大きな岩をよじ登り、ようやく岩だらけの頂上に到着しました。

八合目から頂上へ(10月9日)

頂上には誰もいませんでした。

12時半を過ぎていたので昼食を摂り、霧につつまれた頂上をあちこち歩き周りましたが、昆虫や山野草の花の写真は撮れませんでした。

姫神山頂上(10月9日)

姫神山頂上の祠(10月9日)

しばらく歩きまわった後下山しましたが、若い女性二人の登山者や年配夫婦の登山者とすれ違いました。

一本杉の巨木に触りました。生命の力を感じます。

登山口名の由来になった一本杉の巨木

草原にはフジバカマの花がたくさん咲いていました。

フジバカマ
オオマツヨイグサの花も咲いています。

オオマツヨイグサ

霧につつまれどんよりとした日の登山でしたが、登山者は結構たくさんいて、登山シーズンが始まったのかなと思いました。