三神峯公園には野葡萄もたくさん生えています。その実は食べられるそうですが、普通のブドウと違って色とりどりなので少し不気味でこれまで食べたことはありません。でも、野葡萄の鮮やかな実を見るとやっぱり秋を感じます。
ノコンギクやアザミの周りにはたくさんの昆虫がいました。この時期、特に目立つのはイチモンジセセリです。芝生から離れて雑草の多い所を歩き始めると小さなチョウが飛び立ちます。イチモンジセセリです。花に止まってジッとしているので写真が撮りやすいタイプです。まん丸の目がかわいいです。私にとっては、ベニシジミと並んで被写体として協力してくれる仲間です。たぶん親戚だと思われるチャバネセセリやオオチャバネセセリにもこれまでたくさんの写真を撮らせてもらっています。
シジミチョウ類もたくさん飛び回ります。でもこちらは写真に撮るのは難しいです。私の動きを敏感に捕らえてじっとしていません。失敗ばかりだったので、三神峯公園から足をのばして天沼公園にいってみたところ清掃ボランティアの方々がたくさんおられました。邪魔にならないよう直ぐに戻りました。でも、そこで運よくルリシジミの写真を撮ることが出来ました。花壇の千日紅にツガイと思われるルリシジミがいて、カメラを近づけても逃げませんでした。ラッキーでした。
三神峯公園に戻り、ツバメシジミとベニシジミの写真を撮ることができました。ツバメシジミは結構たくさん飛び回っていましたが、素早いので羽を広げた写真はとることができませんでした。
小さな蛾類も結構飛んでいます。足元から草の葉の裏に飛んで隠れた蛾の写真を撮り、後で確認したところ鬼のような顔をした蛾でした。イチジクキンウワバのようです。足元には青色の芋虫もいたので、ついでに写真を撮って調べたところ、イチジクキンウワバの幼虫のようです。幼虫と成虫をセットで撮れていた訳で、とても幸運でした。帰りには、セリ科の花に青色のカナブンのような虫がいるのを見つけ写真を撮りましたが、後で調べたところコアオハナムグリと呼ばれる甲虫でした。結構綺麗な虫です。初めて見ました。
身の回りにはたくさんの小さな生き物がいる訳ですが、これまで気に留めて見ることはありませんでした。昆虫に注目してから2年が経ち、次第に虫が見えるようになってきました。