2025年7月31日木曜日

令和七年7月末の猛暑の中、牛久沼散歩

 7月30日(水)牛久沼周辺を散歩しました。

アオバハゴロモの集団を数か所で見つけました。以前は8月中旬以降に良く見かけたのですが、今年は羽化の時期が早いように感じます。

アオバハゴロモの集団(7月30日)

ベッコウハゴロモも一匹確認しました。記録ずくめの猛暑日が続ているからなのでしょうか。在来ハゴロモ成虫の出現が早まっています。

ベッコウハゴロモ(7月30日)

チュウゴクアミガサハゴロモの成虫は6月末にたくさん見かけたので、アオバハゴロモより一カ月程度早く羽化するようです。

牛久市の国道6号線の田宮交差点を渡り、薬師堂から城中・田宮線の歩道に出て城中町を通り牛久城跡まで歩きました。

牛久市田宮から牛久城跡公園へ(7月30日)

かなり暑かったので、牛久城跡公園の広場で休憩しました。

牛久城跡公園から牛久沼まで歩いた後アヤメ苑でも木陰で休憩を取りました。牛久沼の対岸には、谷田川と西谷田川に挟まれた半島の突端に景勝地の「泊崎(はっさき)弘法大師堂」が見えています。今回、1530分には自宅に戻る予定ですが、時間があればそこまで行きたいと思っていました。

牛久城跡公園から牛久沼のアヤメ苑へ(7月30日)

その後、牛久沼のアヤメ苑から三日月橋生涯学習センターに向かい自動販売機から飲料水を購入し、三日月橋を渡り、東林寺やキャンプ場の脇を通り新地町の畑に囲まれた道路をひたすら「天神下の渡し場」まで歩きました。

三日月橋を渡り新地町の畑の道を通り天神下の渡し場へ

天神下の渡し場に到着した時刻は11時15分でした。天神橋の渡しから谷田川の茎崎橋を通り「泊崎弘法大師堂」まで行く道のりは相当長く、以前は1時間20分程度かかっていましたので、そこまで行くのは無理のようです。自宅に15時30分までもどれそうもありません。あきらめました。

天神橋の渡し場から県道46号野田牛久線に出て、つくば市茎崎交流センターを過ぎ、直ぐに稲荷川沿いの農道に入り三日月橋そばのアヤメ苑まで歩きました。

天神下の渡し場から野田牛久線へ出て稲荷川沿いをアヤメ苑まで

アヤメ苑から河童の碑方向に歩き、河童の碑には立ち寄らずに城中・田宮線の歩道を通り無事田宮まで戻りました。

帰りの稲荷川沿いの道でミスジチョウを見つけました。

ミスジチョウ(7月30日)

イチモンジチョウも飛んでいました。

イチモンジチョウ(7月30日)

アヤメ苑から河童の碑の方向に林沿いの道を歩いているとキタテハが飛んできました。

キタテハ(7月30日)

ムラサキシジミも数羽見つけましたが、翅を開いてくれませんでした。

約4時間、15km程の散歩・ハイキングでした。

2025年7月30日水曜日

7月下旬の牛久カッパ祭りとその後の宝篋山登山

 7月26日(土)~27日(日)は、牛久カッパ祭りでした。沢山の人が集まりました。私も27日(日)17時40分から19時まで区会のカッパ踊りに続く小学生の行列に孫と共に参加しました。小学生の下校サポーターが5年目となり知り合いが増え各行事に呼ばれるようになりました。河童踊りがまだ未熟なので、前にいる踊りグループには入れません。

牛久カッパまつりの様子(7月26日18時頃)

28日(月)には同居する小学5年生の孫とつくば市に住む孫が「鬼滅の刃」の映画を見たいとのことで、妻と孫二人をつくば市のイイアスに送り、その足で宝篋山小田休憩所に車を停め登山をし、約束の13時40分にまたイイアスの駐車場で出迎えました。

宝篋山の小田休憩所の駐車場には5~6台の車しかありません。暑いので登山をされる方が少ないようです。

極楽寺コースの小川沿いの登山道を登りました。7~8名のグループも登っています。

宝篋山小田休憩所から極楽寺コースで登山開始

沢沿いから林のコースに出て急坂を登りバイオトイレを過ぎ頂上に着きました。

極楽寺コースの谷沿いから林沿いを通り頂上へ

途中でヤマキマダラヒカゲを数匹見かけました。汗だくで汗臭いので近寄って来るようです。

宝篋山のヤマキマダラヒカゲ(7月28日)

頂上には数名の先客がおられました。晴れていたので筑波山が綺麗に見えます。

宝篋山頂上からの筑波山(7月28日)

霞ヶ浦方面の眺めも良かったです。

宝篋山頂上からの霞ヶ浦方面の眺望(7月28日

頂上には、ナミアゲハやキアゲハの他ヒョウモンチョウも飛び回っていました。ツマグロヒョウモンの雄の写真を撮ることが出来ました。

宝篋山頂上のツマグロヒョウモンの雄(7月28日)

頂上からの下山の途中でモンキアゲハに出会いました。元気なく翅を広げて近くに止まりました。いつもは、激しく飛び回り写真を撮らせてくれません。

宝篋山頂上付近のモンキアゲハ(7月28日)

下山は久しぶりに常願寺コースにしました。合体木を通り過ぎ「尖浅間」の頂上に登り、そこから急坂を下り沢沿いを歩きました。

常願寺コースの合体木と尖浅間頂上(7月28日)

極楽寺コースより少し長いコースですが、無事に小田休憩所に着きました。

常願寺コースで小田休憩所に到着(7月28日)

  9時15分頃に登り始め12時少し前に小田休憩所に戻りました。イイアスに13時30分頃に戻ればいいので、しばらく休憩しました。ありがたいです。

 無事に孫二人の送迎を行うことが出来ました。


2025年7月29日火曜日

土浦市の小町山への登山ハイキング

   7月25日に土浦市の小町山に登りました。いつもは、朝日峠展望公園に登ってから小町山に向かうのですが、今回は小町山に登ってから、朝日峠展望公園頂上に向かうことにしました。いつもの右回りではなくて、左回りのハイキングです。

小町の里から小町山登山口へ(7月25日)

小町山登山口から天の川沢コースを歩き展望岩で少し休憩しました。

小町山登山口から天の川沢コースの展望岩まで

登山道の脇を流れる小川の天の川周辺は登山者のためにいつも良く整備されていて、子供達も楽しめるように休憩所が数か所設けられています。

天の川沢コースには最近気にかけてるシダ類もたくさんありますが、フモトシダがテニスボール大に丸められているものを見つけました。特有の葉巻虫がいるのでしょうか。興味があります。

ハマキムシによって丸められたフモトシダの葉

景色を見ながら歩くとトンボがたくさん飛んでいました。オオシオカラトンボが多いようです。登山道を甲虫類が這いまわっています。ゴミムシ類が多いようですが、逃げ足が速いのでなかなか写真が撮れません。ハチに擬態するスカシバ科のヒメアトスカシバもいました。アオバハゴロモも見つけました。6月下旬頃に成虫が飛び回るチュウゴクアミガサハゴロモよりかなり遅れて成虫になるようです。

小町山登山道天の川沢コースの昆虫(7月25日)
オオシオカラトンボ    ゴミムシの仲間
ヒメアトスカシバ     アオバハゴロモ

展望岩からもくもくと登り小町山頂上に着きました。先客は数人おられましたが、直ぐに下山されました。

小町山頂上付近の風景(7月25日)

小町山頂上からよろこぶ坂を下りハート石分岐点から朝日峠展望公園を目指してヒノキ林を歩きました。

小町山頂上からハート石分岐点を通り朝日峠展望公園へ

ヒノキ林から朝日峠展望公駐車場に出てトイレ前のベンダーで清涼飲料を購入し、トイレ休憩を取り、朝日峠展望公園頂上に登りました。

朝日峠展望公園駐車場を通り頂上へ(7月25日)

展望公園頂上に向かう道端にヤマユリが咲いていました。綺麗でした。

朝日峠展望公園駐車場から頂上に向かう道のヤマユリ

朝日峠展望公園頂上では一組の先客が休憩されていて挨拶を交わしました。

朝日峠展望公園頂上から下り「もみじ谷」を通り、小川の水でタオルを濡らし冷やしながら下山しました。

朝日峠展望公園頂上からもみじ谷を通り下山

無事に朝日峠展望公園への登山口にたどり着きました。

朝日峠展望公園登山口(7月25日)

暑い日でしたので、いつもより小町の館駐車場に停められている車は少なく十台前後でした。朝10時から約2時間の登山ハイキングで、一万歩程度歩きました。

日記のようなブログですが、読み返すとその時の状況が蘇ります


2025年7月27日日曜日

令和七年7月下旬の八幡平黒谷地の探索

 八幡沼周辺を散策した後、黒谷地駐車場に車を停め、木道を通り黒谷地まで行ってきました。

黒谷地に向かう木道周辺には様々な山野草の花が咲いていました。

黒谷地駐車場から木道を通り黒谷地へ(7月22日

駐車場から木道を少し歩いた所にモミジバカラマツの群落がありました。

黒谷地に向かう木道のモミジバカラマツ

ミヤマトウキの花もあちこちにあり、イカリモンガが目の前でその花に止まりました。イカリモンガは蛾にも関わらず花の蜜を吸うようです。

ミヤマトウキの花の蜜を吸うイカリモンガ(7月22日)

ハクサンフウロの花も咲いていました。

八幡平のハクサンフウロ(7月22日)

黒谷地の展望所には数組の先客がおられましたが、八幡沼に向け、出かけられました。

八幡平の黒谷地(7月22日)

逆方向の茶臼岳への木道を少し歩くと、ワタスゲがたくさんありました。

黒谷地周辺のワタスゲ(7月22日)

お目当ての日光キスゲの花はこれまでより少ないような印象でした。

黒谷地周辺のニッコウキスゲ(7月22日)

黒谷地から駐車場に戻る途中で見慣れない青い花を見つけました。

黒谷地のタカネアオヤギソウ(7月22日)

 初めて見ましたが、後で調べて見るとタカネアオヤギソウとのことです。てっきりラン科かなと思いましたがシュロソウ科とのことです。シュロソウ科には、エンレイソウ属のエンレイソウやシュロソウ属のコバイケイソウ、ツクバネソウ属のキヌガサソウなど人気のある山野草が属しているとのことで、山野草の奥深さを改めて認識させられました。

 岩手に帰省する度に八幡平頂上駐車場に出かけあちこち歩き回っていましたが、今回は牛久への帰りが予定より早くなり少し残念な思いです。できれば姫神山にも登りたかったです。


2025年7月26日土曜日

令和七年7月下旬の御在所湿原五色沼と八幡沼周辺の散策

 7月22日(火)に八幡平の御在所湿原と八幡沼周辺を散策しました。御在所湿原の五色沼はパステルブルーでした。

パステルブルーの八幡平五色沼(7月22日)

御在所湿原の駐車場に11時頃に着き、そこから湿原を少し歩くと水面が冬の赤色から青色に変わった五色沼が見えました。乳濁しているようです。一方、御在所沼の水色は冬も夏も変わることなく鏡のように曇天の空を映していました。

御在所湿原駐車場から五色沼、御在所沼へ

しばらく五色沼を眺めてから車で八幡平頂上駐車場を目指しました。八幡平頂上の無料駐車場は5割程度の駐車率で、いつもより少ないように感じました。11時50分頃から頂上に向けて歩き始めましたが、ドラゴンアイで注目されている鏡沼は霧に包まれ写真は撮れませんでした。

駐車場から五色沼を通り八幡平頂上へ

鏡沼と八幡沼の分岐点少し前の遊歩道脇に綺麗なクルマユリが咲いていました。花びらと共に葯六本も赤色です。

八幡平のクルマユリ(7月22日)

鏡沼に向かう途中にある窪地にはキヌガサソウが咲いていました。

八幡平のキヌガサソウ(7月22日)

鏡沼から八幡平頂上に向かう登山道は霧に包まれていたので、道端のシダ植物を眺めながら歩いていると、これまで出会ったことのないクジャクシダを見つけました。

八幡平のクジャクシダ(7月22日)

八幡平頂上から八幡沼まで霧の中を歩き、霧が通り抜けるのを待って写真を撮りました。

八幡沼(7月22日)

その後、湿原の風景を眺めながら源太森方面に歩くとワタスゲやニッコウキスゲの花がちらほら咲いていました。でもいつもの年より少ない感じです。

八幡沼山荘から八幡沼を周る遊歩道へ

源太森方面の散策は諦め、八幡沼周回コースを歩きましたが、コバイケイソウの背丈が低くて花穂が少なく、花期も終わりを迎えているようでした。六月から続く暑い気候が影響しているのでしょうか。見返り峠で少し休憩して駐車場に戻りました。

八幡沼を周る遊歩道から見返り峠を経て駐車場へ

サンカヨウの実やモミジバカラマツ、トウゲブキ、キンコウカなどの花はあちこちで見かけました。

八幡平頂上の山野草
サンカヨウの実     モミジバカラマツ
トウゲブキ       キンコウカ

2022年7月に私の胸に届くほどのコバイケイソウの花に包まれた遊歩道を歩き感激した思い出がありますが、それが無くても広い八幡平湿原に心が癒されました。来て良かったと思いました。

またいつか時間を気にすることなく茶臼岳や畚岳にも登りたいです。

2025年7月25日金曜日

令和七年夏の安比高原「ぶなの駅」の散策

 7月21日(月)の午後から八幡平市安比高原の「ぶなの駅」に行ってきました。

安比高原の「ぶなの駅」は「道の駅」とは違い、地元の農産物などの販売所ではなく、ブナ林を中心にした高原の景観を公園のように親しんでもらうために整備された岩手北部森林管理署、新町森林事務所が管理する駐車用施設で、安比スキー場前森山の裏側に位置し、安比スキー場周辺に開設されたAPPIリゾートの夏の憩いのフィールドになっているとのことです。

この高原は、1000以上前から蝦夷馬や南部馬の放牧地として利用されてきたとのことで、その長い歴史とブナ二次林誕生の経緯に興味を持ちました

ブナ二次林を見学するため草原をしばらく歩きました。

ぶなの駅からブナの二次林に向かう草原(7月21日)

草原にはヤナギランやヒヨドリバナがたくさん咲いていました。昭和から平成に変わる時期に「ぶなの駅」を開設するきっかけになったのは隙間なく生育したブナの二次林とヤナギラン等の豊富な山野草があったからのようです1)。ヤナギランの群生が綺麗でした。

ブナの二次林に向かう草原の草花(7月21日)

ブナ二次林の形成はブナの伐採が行われた大正から昭和30年代頃までの間に、1ヘクタール当たり一本程度の巨木が切り残され種子をまき散らしたことによるものだそうです。ノコギリで切り倒すのが困難な巨木が点在する高原で牛馬の放牧が続けられ、芝刈りや野焼きなどの作業が継続されたことにより二次林が形成されたとのことです。

安比高原のブナの二次林の様子(7月21日)

安比高原のブナの二次林(7月21日)

ブナの二次林を散策してぶなの駅がある「中の牧場」に戻りました。

安比高原中の牧場の様子(7月21日)

中の牧場には馬の親子が放牧されていて草を食べていました。

安比高原中の牧場に放牧された馬の親子

これまで何度もぶなの駅を訪れ、蝶々の写真をたくさん撮りましたが今年は少なく感じます。ぶなの駅がある「中の牧場」に戻りようやくウラギンヒョウモンが数羽群れているヒヨドリバナを見つけました。

ヒヨドリバナの蜜を吸うウラギンヒョウモン(7月21日)

ワラビの葉にヒメキマダラシジミが止まっていました。

安比高原のキマダラセセリ(7月21日)

セリ科の花に止まっているアカスジカメムシも見つけました。

安比高原のアカスジカメムシ(7月21日)

今年は、北海道でも40℃になるなど、日本全国で暑い日が続いているので、蝶々などは夏眠に入ってしまったのでしょうか。少し寂しいです。

美しい景観や飛び回る昆虫の姿がこれまでのように変わらず続いて欲しいと願っています。

 

参考)

1)  松尾 亨:自然と人と動物が作り出した森 安比高原、みどりの東北、東北森林管理局、No.55p11 (平成20年10月).