2021年4月30日金曜日

牛久運動公園まで散歩 明日は岩手の畑

    そろそろ手抜き菜園に種を撒かなければと思い、コロナ禍の中、明日(51日)岩手に出かけることにしました。今日は天気が良かったのでひたち野うしく運動公園まで散歩しました。

最初に出会ったのはツマグロヒョウモンのメスでした。ツマグロヒョウモンとは今年初めての遭遇です。ツマグロヒョウモンの幼虫の食草はスミレということですが、各家庭にあるパンジーやビオラでも食べるとのことなので、街の中でも生育できるようです。

林沿いの道にはヒメウラナミジャノメが飛んでいました。目視で10匹以上を確認したように思います。今回は、ヤマトシジミより目立ちました。

運動公園にたくさん咲いていたツツジの花にアゲハモドキが止まっていました。じっとしていないので、写真をとるまでしばらくかかりました。

草花の成長はすごいのですが、昆虫はまだそれほど多くないように感じます。今はそういう時期なのでしょう。アブラムシもみません。

でももうそろそろ、いつものようにたくさんの昆虫が出始めるものと思います。

岩手では、小岩井農場の桜も散り始めたとのことなので、そろそろ様々な草花が咲き始めるものと期待して出かけます。

2021年4月28日水曜日

牛久周辺の春4月の様子

    明日(29)から春の大型連休です。でも新型コロナウイルス感染症のための緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が511日まで実施されます。変異株が広まっているとのことですが、ワクチン接種への取り組み姿勢がオリンピックも含めて、今後の鍵を握っているように思います。目の色が変わるほどの真剣な姿勢が伝われば世界が共感すると思います。

ウイルスは無作為にどんどん変異して多様化し、対策の薄い集団にその時点で最適な変異株が蔓延するので、感染が広まるのはウイルスの生存戦略というよりも、人間側が結果的に変異株を選択し蔓延を許していると言っていいのかも知れません。

インドでは1日に35万人以上が新たに感染しているようです。米国では、感染者が国民の10%に近づきつつあります。日本は、まだ0.45%ですが、油断すると日本人の自然免疫や獲得免疫をくぐり抜ける日本人好きの変異株が取り付くかもしれません。怖いです。

人間の行動はコロナ禍で制限されますが、自然の営みはこれまでと変わりません。牛久では春の草花がどんどん育っています。また、昆虫も今年生まれの成虫を良く見かけるようになりました。新旧交代の季節です。

草地では、タンポポが綿毛になり種を飛ばし始めました。オオイヌノフグリやカタバミ等の早春の植物からハルジオンやニガナ、ギシギシ属等へと植物相が変わり始めています。


この時期に咲く、ムラサキサギゴケやユウゲショウは毎年綺麗だなと思って眺めます。


 春早くから成長を始めるカタバミを食草とするヤマトシジミや、ギシギシ属を食草とするベニシジミ、カラスノエンドウやシロツメクサを食草とするツバメシジミは、幼虫で越冬し、早春に成長した新芽を食べ羽化して成虫になり、今はあちこちで飛び始めています。



 越冬成虫が姿を消し、幼虫で越冬したグループが主流になったようです。次は、卵で越冬したグループが姿を見せるのでしょう。楽しみです。


 

2021年4月26日月曜日

全身緑色のカワトンボとナルコユリに会いました

   423日に土浦市の小町山に登った後、鬼越山を通り東筑波スカイラインの宝篋山のゲートをくぐり、宝篋山方面を少し散策した後、東城寺経由で小町の舘駐車場に戻りました。木々の緑が濃くなり、山野草もぐんぐん伸びています。

小町の舘から宝篋山に登るルートとしては東城寺を経由する登山道が良く利用されているようなので、下山ルートとして初めて歩いてみました。

今回強く印象に残ったのは、翅が無色透明で全身緑色のカワトンボです。綺麗なトンボだったので追いかけて写真を撮りました。でもピンボケです。後で調べたところ、翅の縁紋(えんもん)が白色なので、ニホンカワトンボの未成熟メスらしいということが分かりました。成熟すると白色の縁紋が茶色に変わるとのことです。もう一度見たいと思っています。

今回は、小町の舘から朝日峠ハイキングコースを通って小町山に登ったのですが、おかめ岩を過ぎたところでほんの一瞬ですが、テングチョウに会いました。今年4回目の遭遇です。

テングチョウは、県立中央青年の家付近で今年初めて見たのですが、それ以来筑波山の鬼ヶ作林道や小町山への登山道の天の川沢コースでも確認できました。この時期に結構良く出現する蝶々だったようです。素人なので、これまでそれと気づかなかったのですが、見る目が備わったということでしょうか。

また、小町山から鬼越峠を経て宝篋山に向かう途中で、サトキマダラヒカゲにも遭遇しました。幼虫の食草になる竹林が多いので、たぶん相当いるだろうと思ってこれまで気を付けて見ていましたが、小町山では初めて確認しました。三石森林公園で昨年見かけています。

小町山から宝篋山に向かう途中の山道で、1枚の葉だけが顔を出している植物を良く見かけ、なんだろうとおもっていました。カタクリの葉が1枚だけ残ったのだろうか、などと勝手に想像していましたが、ナルコユリの実生のようです。

ナルコユリなどアマドコロ属の植物では花が終わると種子が出来、その種子は発芽・成長するようです。

でも、自家受粉では種ができないとのことで、園芸種として販売されているものはクローン体が多いので実生による増殖は難しいようです。

山形県での研究によると、種子から地上部が出てくるまでには2回冬を越す必要があるようです。一度目は発根のため、二度目は地上部の萌芽のためで、どちらも休眠打破のために低温が必要とのことです。研究では5℃以下にしていました。

このコロナ禍で、昨年から山歩きが増えたくさんの野草を見ていますが、皆それぞれ不思議な興味深い特徴を持っているのでしょう。自然にかつ逞しく生きていけるのは、その多様な個性によるのでしょうか。感心します。

 

参考)

1)高樹英明ら:アマドコロとオオナルコユリの種子発芽の促進、山形大学紀要、農学、151号、1-102006

 

2021年4月22日木曜日

新緑の関東ふれあいの道と筑波山 ーツクバキンモンソウー

   4月19日に筑波山周辺を散策しました。薬王院駐車場に車を止めて石岡市のつくばねオートキャンプ場まで歩き、つつじが丘方面への登山口から筑波山に登り、薬王院コースで下山しました。下山後に駐車場で確認したところ1022分から1457分までの4時間35分間で17.6㎞歩いていました。さわやかな新緑を楽しむことができました。

林道鬼ヶ作線に設置された平成21年の案内板によると、薬王院から筑波高原キャンプ場方向に延びる舗装道路は「関東ふれあいの道」と呼ばれているようです(1)。

薬王院駐車場から出発

鬼ヶ作国有林の中を通るこのふれあいの道は丁寧に整備されていて、新緑がとても綺麗でした。道端に生え始めた野草の写真をたくさん撮りました。

ユースホステル跡に向かう道路とキャンプ場に向かう道路の分岐点からは砂利道でしたが、加波山などの山々が見え、登ってみたいと思いました。関東ふれあいの道-茨城県コースには18コースが設定されており、「筑波連山縦走の道コース(17.35km)」があるようです(2)。

筑波高原キャンプ場までの様子

 キャンプ場から国民宿舎までも砂利道ですが、あちこち眺めながら気楽に歩くことができました。途中に湯袋峠に降りる山道があり、心を惹かれましたがそのまま国民宿舎まで歩きました。

キャンプ場から国民宿舎までの様子

 国民宿舎は閉鎖されていましたが、直ぐそばにオートキャンプ場がありました。

 オートキャンプ場には車が数台駐車していました。芝生が綺麗に刈り込まれており、新緑の山がとても綺麗でした。

 国民宿舎が閉鎖されたことによるものと思われますが、国民宿舎からキャンプ場に戻る途中にあるつつじが丘方面への登山口にはロープが張られていました。

女体山頂上までの様子

 この道を通り、つつじが丘方面に向けて登山し始めましたが、途中でキャンプ場方向への横道があったので、そこを通り最終的にキャンプ場から女体山に登る登山道に合流し、道の両側に咲いているカタクリの花を見ながら頂上まで登りました。頂上では数グループの登山者が風景を眺めていました。

 その後、御幸ヶ原で少し休憩して男体山には登らすに薬王院コースで下山しました。

薬王院コースで下山

 今回の登山では、蝶々にほとんど会いませんでした。唯一、キャンプ場でキタテハの写真を撮ることができました。キタテハの翅はそれほど痛んではいませんでしたが、やはり越冬疲れの様子でした。産卵を終えたのでしょうか。お疲れ様です。

タテハ蝶類は、新旧交代の時期のようです。もう少しすると今年度生まれの蝶が飛び始めるのでしょう。シジミチョウ類は今年度生まれが既に飛び始めているようです。

国民宿舎から戻る途中で、ツクバキンモンソウを見つけました。筑波山で初めて確認されたキンモンソウとのことです。幸運でした。3株ありました。

また、山頂周辺ではエイザンスミレを見ることができました。48日には見つけられませんでしたので、タチツボスミレなどより花の開花時期が遅いのでしょうか。

その他、ネコノメソウやミミガタテンナンショウなど植物の写真をたくさんとりました。ネットで調べても分からないものも結構ありました。花がないものは、見分けが難しいです。しばらく気にしつつ調べたいと思っています。

 充実したハイキング・登山でした。


参考)

1)関ふれNAVI:https://kanto-fureai.net

2)茨城県 県民生活環境部 自然環境課: 関東ふれあいの道ー茨城県コース コース紹介

 

 

2021年4月20日火曜日

日本人が感染しやすい新型コロナウイルスの変異株があるの?

    日本でも、新型コロナウイルスの変異株が感染の主流になりそうだといわれているので、変異株について勉強しました。

1,273個のアミノ酸が繋がったスパイクタンパク質の614番目のアミノ酸のアスパラギン酸(D)がグリシン(G)に変異したD614G変異株がイギリス変異株として最初に注目されましたが、このD614G変異株はレセプター結合ドメインの露出度が高くなりヒト細胞のACE2への結合率が高くなったことが分かっているようです(1)。

 この変異は、レセプター結合ドメイン(アミノ酸番号319514)に生じたものではなく、レセプター結合ドメインを支える土台の部分に生じていて、構造全体がルーズになり、3個ある結合ドメインの内の2個が表面に出やすくなり、結果的にACE2への結合率が上昇しているとのことです。

D614G変異は、日本で主流になりつつある変異株のイギリス変異株や、世界的に良く知られているブラジル変異株、南アフリカ変異株に共通して存在し、感染率を高めているようです。

 同様にスパイクタンパク質のレセプター結合モチーフに生じたN501Y501番目のアスパラギンがチロシンに変わったことで、ACE2との親和性が強くなり感染率が高まったようですが、この変異もイギリス変異株などにも共通して存在するようです。

 一方、E484Kは抗体との結合力が弱まり免疫系からエスケープする可能性があると言われているようですが、これはブラジル変異株と南アフリカ変異株に共通しています。

 最近は、E484KN501YとともにP681H変異を持つフィリピン変異株も日本では検出されたようです。P681H変異は、イギリス変異株に見られる変異でもあるため注視されているようです(2)

 米国のCDCは上記イギリス変異株などの3種に加え、レセプター結合モチーフにL452R変異を持つカリフォルニア変異株2種を「懸念される変異株(VOCVariants of Concern)」として公表しています(3)。

 このL452RY453Fとともに、日本人などの東洋人の細胞性免疫に関わるHLAHuman Leukocyte Antigen(ヒト白血球抗原))-A24との親和性を低下させ、感染率を高める可能性があるとのことですので、空港などの水際での発見と隔離がかなり重要になるようです。

 もしかしたら東洋人が西洋人に比べて新型コロナウイルスに感染しにくいのは、過去の感染経歴を反映したこのHLA-A24が東洋人に備わっていたからなのでしょうか。

でも最近の論文(4)を見ると、HLAタイプによる新型コロナウイルスへの感染のしやすさの予測と現実の感染状況は全く異なっているので、何が正解なのかが全く見えてきません。

 免疫は本当に不思議です。

 

参考)

1)  Leonid Yurkovetskiy et al.: Structural and Functional Analysis of the D614G SARS-CoV-2 Spike Protein Variant, Cell, 183(3), 739-751(2020)

2)国立感染研究所:感染・伝搬性や抗原性の変化が懸念される新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について(第7報)

3)米国CDC:SARS-CoV-2 Variant Classifications and Definitions

4)Ingrid Fricke-Galinodo et al.: Genetics Insight for COVID-19 Susceptibility and Severity: A Review., Front Immunol. 12:622176.doi: 10.3389/fimmu.r0re.622176.

2021年4月14日水曜日

筑波山周辺でルリタテハやテングチョウに遭遇

   茨城県では、321日から410日までの3週間を「茨城県まん延防止警戒期間」に設定していました。筑波山は人気があるので少し心配でしたが、ソーシャルディスタンスに気を配ることにし、4月8日に一人で筑波山へ行ってきました。薬王院の登山者用駐車場に車を止め、舗装道路を桜川市の筑波高原キャンプ場まで歩き、キャンプ場から筑波山に登り、自然研究路を巡り薬王院コースで下山しました。

薬王院から桜川市のキャンプ場までは結構長い道のりですが、歩いている方はいなかったので良かったです。キャンプ場からの登山途中に3グループほどとすれ違いましたが、学校も始まり、平日だったため女体山頂上や御幸ヶ原への人出は少なかったように感じました。

薬王院の駐車場から歩き始めて最初に出会ったのはルリタテハでした。

遭遇したルリタテハの4個体

 キャンプ場までの間に4匹のルリタテハに遭遇しました。ルリタテハが飛んでいた付近には、ルリタテハ幼虫の食草であるサルトリイバラがやっぱりありました。産卵していたのかも知れません。

ルリタテハ幼虫の食草サルトリイバラ

  また、テングチョウ一匹とキタテハ2匹も確認しました。今回は、テングチョウをしっかりと観察できましたが、アカタテハ等のタテハ類に比べ小さかったです。


キタテハ

 おだやかな春の日に、のんびりと誰もいない広い道路をあちこち眺めながらハイキングできました。少し申し訳ないような気持ちにもなりました。

 男体山頂上には2匹のヒオドシチョウが飛んでいて、近くに来ると力強い低い羽音が聞こえました。

 キャンプ場からの登山道の周囲には頂上付近までカタクリの花が山肌一面に咲いていました。カタクリがこれ程たくさん生えている風景は初めて見ました。


 また、ニリンソウやタチツボスミレが自然研究路のいたる所に咲いていました。カタクリとニリンソウが群落を形成している綺麗な斜面では、しばらく見入ってしまいました。

ニリンソウとカタクリの群落(自然研究路)

 階段の隙間にはスミレやキンバイが生えていて、お雛様の段飾りのようになっていました。

 また、キクザキイチゲやエンレイソウもたくさん咲いていました。


 薬王院近くの舗装道路では、フデリンドウやヒトリシズカも見つけました。

 新型コロナが再び増え始めているので、外出を控えなければと思いつつ、自然探索をしていますが、テングチョウやルリタテハなど、見たいと思っていた蝶類に何故か運よく遭遇できました。ありがたいです。

 新緑も始まったので、そろそろ越冬成虫は産卵を済ませて姿を消し、卵で越冬したグループが羽化し始めるものと思います。草花も咲き始めました。

 美術館やカラオケ等がなつかしいのですが、田んぼ道や山道を歩くことも楽しみの一つです。

2021年4月11日日曜日

新型コロナウイルスとファイトケミカルズ(特に大豆)

   変異型ウイルスの増加等もあり、新型コロナウイルスの第4波が懸念されています。インドやバングラディッシュでは感染者数が急増しているようです。

日本もまだワクチン接種があまり進んでいないので心配です。 

世界的に医薬品開発が活発に行われているものと思われますので、その早期の実用化を期待していますが、最近は植物由来成分(ファイトケミカルズ)の有効性に関する情報を良く見かけるようになりました。

医薬品開発のターゲットとしては、新型コロナウイルスのRNA鎖に由来する機能タンパク質としてのRNAポリメラーゼ(NSP12)やメインプロテアーゼ(NSP5)等の酵素類やヒト細胞と結合するスパイクタンパク質(ORF2)などを上げることができるように思います1)

この中で、特にメインプロテアーゼ(Mpro、3CLpro)に対するファイトケミカルズの活性阻害作用が興味を持たれているようです。

RNAウイルスのメインプロテアーゼの活性阻害物質については、サーズ(SARS)やマーズ(MERS)について多くの報告があり、分子ドッキング法を用いた予測であっても、論文ごとに結果が異なるものもあるので、ヒト試験で結果が出るまでは、確定ということにはならないのですが、20213月に発行された学術誌「Molecule」に掲載された論文2)では、大腸菌で生産した新型コロナウイルスのMproを精製し、試験管内での阻害試験結果を報告していたので、大変興味を持ちました。

それによると、タンニン酸に強い活性が認められていますが、この化合物は非特異的にタンパク質と結合する物質であり、かつ高分子なので除外し、次いでプエラリン(クズの根に存在)、ミリセチン、ダイゼイン、ケルセチン、レスベラトロールの順になっていました。


コンピュータを用いた分子ドッキング法と異なり、被験物質数が少ないので他の類似化合物に阻害作用が無いということにはならないのですが、日本で良く摂取されている大豆に多く含有されるダイゼインも阻害活性が高い結果になっているので驚きました。

野菜や果物に含有されるミリセチンやケルセチンなどのフラボノイドや、ブドウ、ピーナッツに多く含有されるレスベラトロールの阻害作用も強いようなので食事からの摂取による有効性を期待してしまいます。

でも多くのフラボノイド類は消化吸収を経て、その大部分がグルクロン酸や硫酸抱合体として体内を移動するとのことなので、これらグルクロニドやサルフェートのMpro阻害作用にも興味を持ちました。

大豆にはダイゼイン等のイソフラボンの他に、新型コロナウイルスのレセプターであるヒト細胞のACE2と結合し阻害作用3)を示すニコチアナミンも多いことから、新型コロナウイルスのヒト細胞への感染を予防する可能性もあるので、日本人が良く食べる大豆加工食品に予防効果があればいいなと思っています。


参考)

1)Lei Sun et al.: In vivo structural characterization of the SARS-CoV-2 RNA genome identifies host proteins vulnerable to repurposed drugs., Cell, 184, 1-19 (2021)

2)Thi Thanh Hanh Nguyen et al.: The Inhibitory Effects of Plant Derivate Polyphenols on the Main Protease of SARS Coronavirus 2 and Their Structure-Activity Relationship., molecules, 26, 1924 (2021)

3)Saori Takahashi et al.: Nicotianamine is a novel angiotensin-converting enzyme 2 inhibitor in soybean., Biomedical Research 36(3), 219-224(2015).

2021年4月6日火曜日

牛久沼のほとりは春真っ盛り

  4月4日()に牛久城跡を通って牛久沼まで散歩しました。岩手ではまだ梅の花も咲いていませんでしたが、茨城は新緑を迎えています。

牛久城跡に向かう牛久土浦バイパス沿いには赤いチューリップとピンクの芝桜が綺麗に咲いていました。

牛久土浦バイパス道路を飾る花と牛久城跡の新緑

牛久沼のほとりにある小川芋銭の雲魚亭の近所では、「住江すゑ文学館」のリニューアル工事が行われています。そろそろ完成かな? 新たに駐車場が設置されたようです。

雲魚亭からの牛久沼と牛久住江すゑ文学館(改築中)

桜の花は散り、種まきを待つ畑が花びらでおおわれていました。草地では、ジシバリやツルキンバイの黄色い花が目立つようになりました。

桜に覆われた畑とジシバリ、ツルキンバイの花

ネコノメソウやヤブジラミ、カキドオシ、ムラサキケマン、ジュウニヒトエ、キランソウ、ドクダミ、カラスノエンドウなどの野草があちこちに勢いよく生えていました。



また、ベニシジミを良く見かけるようになりました。今回の散歩では、アゲハチョウとアカタテハに出会いました。どちらも翅が欠けているので、越冬したものと思われます。

ベニシジミとアゲハ蝶(ナミアゲハ)

タンポポの蜜を吸うアカタテハ

大きなクマバチ(キムネクマバチ)にも出会いました。ドクダミの花粉や蜜を食べているようでしたが、見るからに重そうです。

ドクダミの花とクマバチ

クマバチは晩春から晩秋にかけて活動するとのことなので、牛久の春もそろそろ終わりに向かっているようです。「時はめぐり、また夏が来て」いつもの生活に戻れるといいのですが。